5991.2024年1月16日(火) 健康に問題ないが、政治は問題だらけ

 今日は風が強く寒い1日だった。午前中にいつも通り1か月間の血圧表と、糖尿病の指標である自製のHbA1c数値トレンド表を持参してかかりつけの内科医院へ出かけた。体調は普段特に異常はないし、血圧もずっと安定していて体調もまずまずと医師に伝えた。医師といろいろ話し合って睡眠時間や安定した血圧などに触れ、僭越だが、模範的な患者とおだてられてしまった。基本的に予防医学を心掛けているので、大きな病に罹ることはないと信じているが、改めて医師からそう呼ばれるとまんざらでもない。そう思われたひとつとして、1年ほど前に糖尿病クリニックで予防用に新しい薬を勧められたことがあったが、それを服用した日から数日間血圧が異常に上がり、すぐ電話で糖尿病クリニックへ連絡したところ、一旦止めて再診に来られるよう依頼された。結果的にその薬を医師と話し合って中止したところ血圧は平常値に戻ったことがあった。その経緯について日ごろから注意深く血圧他の数値を管理していて、新薬が私の健康に合わないと私自身が判断した点を内科医は評価してくれたようだ。これからも毎朝晩の血圧チェックと年に1度人間ドック検査を定期的に受診して人生百年時代に備えたいと思っている。

 さて、能登半島地震と自民党安倍派の裏金問題が、新聞のかなりのスペースを占めている。前者では、石川県全部で全壊家屋が5万5千戸以上もあり、1万7千人の1次避難者がいる。その中にかなり高齢者や身障者がいて、物資欠乏と寒さへの対応などの難しさから、石川県はホテルなどを第2次避難所として開設し、極力第2次避難所へ移転するよう1次避難者にお願いしているようだ。だが、東京など大都市の住民と異なり、ここに生まれ育って近所付き合いの長い人たちには、故郷を離れることが簡単には決断出来ず、県の第2避難所3万戸分に対して、まだ1千戸余しか使用されていない実態がある。また、3学期が始まった小中学生をこのまま家族とともに第1次施設に避難して学校に通えないのは困ると考え、小中学生を輪島市内から白山市内の第2次施設に集団避難させるようである。

 一方、後者の裏金問題では、昨日の本ブログにも触れたが、東京地検特捜部は、パーティ収入の一部を政治資金報告書に記載しなかった、政治資金規正法違反容疑で告発された安倍派幹部7人を不起訴とする方針を固めたようだ。

 この報道について、元大阪府知事の橋下徹・弁護士は、SNSで「これはいけない。結局法律改正が必要だ。少なくとも現行法で追徴課税は絶対やるべきだ」と怒りを募らせている。橋下弁護士の言う通りだと思う。

 また、政治刷新本部の人選について、裏金を受領した当人が刷新本部のメンバーになっていることについては、「まるで集団万引きした人間に万引き防止策を考えさせている」と外部の批判は手厳しい。八田進二・青山学院大教授は、身内のお手盛りで客観性・公正性を担保出来る会議体になっていないとして、「本気で信頼に値する改革案を出したいなら、自民党の派閥とは関係のない第三者の独立メンバーに委ねないといけない。それが出来ない岸田首相のリーダーシップと危機感のなさが一番の問題」と岸田首相と新しく作った政治刷新本部の無意味さを批判している。いくら何でもこのままでは政治なんてないようなものではないか。

2024年1月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com