2327.2013年9月26日(木) 自治体が為すべき住民サービスと周囲への配慮

 アポイントメントを取っていたので、今日午後目黒区役所へ出向き、先日申し入れていた区主催ジュニア・テニス・スクールの騒音による迷惑行為について担当課長である文化・スポーツ部スポーツ振興課・細野博司課長、及び佐藤智彦・計画指導係長と話し合った。

 今日担当の責任者に会ったのは、無理難題を申し述べるわけではなく、最初にテニス・スクール開催によってその近辺住民(目黒区民以外にも)が受ける迷惑に関して、電話による私の苦情にすぐ回答すると言いながら、なしのつぶてだったことに対する説明、そして2番目になしのつぶてに対するメールによる苦情に対して書面による回答を郵送すると言いながら、これもなしのつぶてだったことに対する誠意のない言葉に対して説明を求めたかったのである。

 そして本題である「住宅地帯の中で嬌声をあげて怒鳴るような騒がしいイベント」は、会場近くのわが家にも流れてきて煩わしくて仕事ができないので、今後の開催の再考を求めたものである。

 前者に対する回答は、対応の遅れがあった点と、報告は上がっていたがチェック漏れがあり返事をしなかったことについて謝罪された。ちょっとお役所仕事ではないかと、最近のJR北海道と体質が同じだと皮肉ったが、ともかくこの件は受け入れ了解した。

 問題は後者で、大勢の人間が大声を上げ、周辺地域住民に迷惑を与える騒がしい行事の開催を取り止めることはできないかというのが私の要望である。この質問に対しては、テニス・スクールは区民の間で人気があり、区民へのサービス上何とか引き続き開催したいという回答だった。そして、目黒区内の区営のテニスコートはすべて住宅地帯の屋外コートなので、時間帯を考慮して実施したいとの意向を述べられた。結局午前中の静かな雰囲気の中で煩い行事は遠慮して欲しいというのが私の要望であるが、区の立場も理解できるので、一歩譲って午前開催を午後へ変更することと、スクールのコーチに事前に大きな声を出さないよう充分説明してもらうことを条件に、遅れていただいた書面の回答書を受け入れることにした。

 30分程度の話し合いだったが、こちらの言い分を百%とは行かないまでも一応要望を伝え、意向を汲んでくれたので、手打ちにすることにした。やれやれである。

 11月にもテニス・スクールが開催されるということだが、とにかく静かにやってもらいたいというのが、せめてものお願いである。

 ところで、今回の目黒区のはた迷惑なジュニア・テニス・スクール開催については、次の点で些か疑問を感じている。自治体が住民サービスを企画し、実施することは大いに結構で、これに私自身水を射すつもりはない。自分らの施設内で、外部に絶対迷惑をかけない範囲内ならどしどし行うことに賛成するが、外部に影響を及ぼし迷惑をかけるようなら、絶対にすべきではない。中途半端に折り合いをつけて相手の同情や配慮を得てやるようなら、それは最初から中止すべきである。

 プロジェクト企画の段階で、他への影響がないかどうかくらい少し調べれば分りそうなことである。テニス愛好者の希望を汲み取り過ぎるあまり、他への配慮に欠けたキライがある。今回は静かに身を退いたが、テニスにせよ、何にせよ、今後のプロジェクトに周囲への配慮を示してもらえることを強く望んでいる。

2013年9月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com