5892.2023年10月9日(月) ラグビー日本代表チーム、ベスト8入り成らず

 昨晩はラグビー・ワールドカップの予選突破を賭けた対アルゼンチン戦が行われた。ラグビーに関する話題は、4年前に日本大会で初のベスト8入りを果たし、チームの「ワンチーム」という相言葉が、その年流行語大賞ともなり大いに盛り上がった。ラグビーについて数日前からメディアでもしきりに取り上げられ、今回も2大会連続のベスト8入りを狙ったが、力及ばなかった。後半28分まで27―29の僅差で追っていたが、その後1トライ、1ゴール、1ペナルティ・ゴールを奪われ、結局27-39で敗れた。キックオフからノーサイドまで終始テレビ観戦していたが、相手の力が体力的にも戦術的にもやや上回ったのではないかと思っている。

 日本代表チームは、毎回力をつけ、今では相手チームも手を抜くようなプレイはしなくなった。その原因のひとつとして、日本代表チームの選手は、必ずしも日本国籍を取得していなくても一定期間日本に滞在し、チームが認めれば日本代表選手になることが出来る。これは他のスポーツにはあまり例がない。従って一時フォワード8人の内、6人は身体が頑丈な外国人選手だった。そのために覚えにくいような名前の選手が、チーム内にかなりいる。

 人によっては、これでは真の国際試合ではないという声も聞かれるが、これから世界的に国民の交流を図るとするなら、むしろこのようなシステムの方が人種の壁を超えるには、好都合だと思う。少し時代を遡れば、アメリカ・チームなんてどのスポーツもこの類だと思う。

 さて、先日鈴木宗男参議院議員が、所属する「日本維新の会」に断りもなくロシアへ出かけ、ロシアの要人に会ってウクライナ戦争で「ロシアの勝利を100%確信している」などと党議はもちろん、国の方針にも反するロシアへの忖度発言をした。党としては除名処分を検討して、明日にも正式な処分を行うようだ。この動きに対して当の鈴木議員は、自分の認識で発言したことが問題だということはもってのほかで、裏を返せば彼らはウクライナしか見ていないことになると居丈高に反論している。処分はいかなる決定でも受けるが、政治家の認識で言ったことで処分となれば民主主義の根幹にかかわるなどと反論している。しかし、これでは政党にいる必要はない。鈴木氏自身これまで身勝手な言動において民主主義の根幹にかかわることを随分冒してきた。立場が窮地に陥った今回、それを云うなら、普段から民主主義的行動を取ってもらいたいものである。その場、その場で都合の好いように行動する鈴木氏の言動は信用ならない。

 ところで、昨日取り上げたイスラエルとガザ地区で活動するイスラム組織ハマスとの抗争が、大分エスカレートしている。僅か1日でイスラエルとパレスチナを合わせて死者が1,200人を超え、戦闘は激化している。タイ人が12名、アメリカ人も数名が亡くなったという。ハマスに比べ戦力が勝るイスラエルに対して、グテーレス国連事務総長はハマスを非難し、アメリカはイスラエルを支援すると言った。長く続いているイスラエルへの支援にアメリカ議会では、支援停止の声が上がっており、アメリカは今後ウクライナよりイスラエルへの支援に注力するのではないかと見られている。そのアメリカが、今日空母艦隊を現地に派遣すると発表した。昨日はタリバンが支配するアフガニスタン国内でもマグニチュード5.9の地震があり、2千人を超える人が死亡したと伝えられている。国際的な制裁を受けているアフガニスタンには支援が行き届くだろうか。

2023年10月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com