5889.2023年10月6日(金) ブログ「ご意見番の意見」へのアクセス

 一昨日当ブログの9月分アクセス数とその多寡について、いつも通りGoogle Search Consoleより知らせてくれた。簡単に説明をしてみたいと思う。

 Googleによると全体的には、累積アクセス数1位は、2022年8月16日の「つまらない新聞連載小説」だった。ドイツ在住の多和田葉子氏の朝日朝刊に連載された「白鶴亮翅(はっかくりょうし)」が、読んでいて面白くなくまったく興味が湧かなかった。割合短期間で連載は終わったので、やれやれと思った次第である。2位は、かなり古いもので2009年9月13日の「奥穂高のヘリ墜落事故に思う」だった。その2日前に奥穂高岳で遭難しかかっていた登山者を救助のために向かったヘリコプターが墜落して、乗員3名が亡くなられた事故について、何度か穂高岳を登った経験上書いた感想文だった。これまでにも何度かランクインしたブログはあるが、穂高事故のような14年も前のブログを読んでいただけた確たる原因は分からない。今夏の炎暑に暑い夏山シーズンの記憶を想い出された方が多かったのだろうか。

 8月のアクセス数から急に増えた9月の1か月間のアクセス数の中では、1位は上記2位の奥穂高のヘリ墜落事故だった。2位には、何と2011年2月7日「元連合赤軍幹部・永田洋子獄中に死す」だった。永田は国内外でテロ事件を主導した連合赤軍の幹部で、極め付きは1972年2月に10日間に亘って続いていた「あさま山荘」事件だった。テレビでも生中継されたり、随分ショッキングな事件だった。その中心人物のひとりが永田洋子だった。事件後まもなく逮捕され、40年近くも収監されて獄中で亡くなったことが強く印象に残っていた。60年安保闘争から、学生たちの行動は少しずつ社会に受け入れられない行動になって行った。その点では、彼らの凶暴な言動に同情することは出来ないが、日本社会に衝撃を与えた人物だったことは間違いない。少し思い入れも込めて書いたブログである。3位には、2010年6月11日「ももこさんのご主人急逝」としてよく知る先輩のジャーナリストの娘さんの不幸と併せて、物故された知人の出版記念会に出席した時の印象記を書いたものである。

 ざっと目を通すとブログを読んでいただいている方々のお気持ちが、何となく分かるような気がする。そしてブログは文章を自由気ままに綴ったものだけに、読んでいただける方々が文を読むことに興味を持っていただいていることが感じられる。

 例えば、9月分には3位以内にランクインしなかったが、しばしば顔を出すのは2013年9月30日に書いた「評価の分かれる盗作作家・山崎豊子さん」である。山崎の著作は専門の分野を深く研究した作品が多く、興味津々で好奇心を呼び、時代背景や多彩な登場人物の活躍もあり、読んでいて引き込まれるような魅力がある。ただ、気になるのは、山崎の人間性やその性格に些か問題があり、2度までも盗作を行い、その点を松本清張に追求され、一旦はペンを置いた。だが、清張が他界すると再びペンを取り、剰え清張を攻撃、批判するような文まで書いた。この点については、ブログの読者も驚かれ、アクセスが増えたのではないかと思っている。

 いずれにせよ、Googleが毎月送ってくれるアクセス統計資料は、いろいろな面で大変参考になるので有難く思っている。

2023年10月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com