フランスでは今ラグビー・ワールドカップで盛り上がっているようだが、日本にもでもそれなりにメディアが取り上げ、前回日本大会とは異なるムードが湧いている。先日日本代表チームが優勝候補の一角であるイングランドに敗れたのは、やや残念な感があるが、あと2試合に持てる力を発揮してくれれば、勢いを取り戻すことが出来よう。
私の周辺でもそれなりにラグビー・フィーバーが盛り上がっている。一昨日茨城県水戸市で開催された第14回全国中学生ラグビーフットボール大会(太陽生命カップ)の第2ブロック・ラグビースクール部門で、孫が所属する横浜ラグビースクールが何と優勝したのである。孫はまだ中学1年生でレギュラーではないが、精いっぱいチームを応援していたという。今年3月には、横浜ラグビースクールは小学生部門の全国大会でも優勝を成し遂げている。残念ながら孫は、リザーブで直接優勝には貢献出来なかったが、大柄で身長175cmの身体を活かしてFWのポジションをこなしている。来年以降に期待したいと思っている。
そして、昨日高校ラグビー部仲間で茅ヶ崎ラグビースクール会長を務めている大島くんから、メールを受け取った。それによるとワールドカップ・フランス大会に因んで彼がAFP通信の取材を受け、そして8月26日AFP・BB Newsが練習中の大島くんの活動について報道した。自宅でのストレッチ風景まで取り上げられている。日ごろより子どもたちにラグビーを指導しながら、80歳を超えてなお赤いパンツを履いて試合にも出場している。根っからのラグビー好きである。AFP通信は、同じように各国の巷のラグビー風景を特集として報道したようだが、それほどワールドカップ開催中のフランスでは、ラグビーが関心を持たれている。私はとても彼のように熱中するようなことは出来ないが、高校から大学、そして社会人になってからもラグビー人生をエンジョイしている彼の姿には脱帽である。
さて、いま世界中で無許可の移民が激増している。いわゆる密入国である。特に多いのは、メキシコからアメリカ合衆国へ陸路密入国するケースであるが、比較的移民に対して受け入れ寛容な姿勢を示していたヨーロッパ各国も最近では、頑なな姿勢を取るようになった。それは経済上の問題もあるが、治安上の不安が大きいようだ。特に密入国の場合は、ほとんどの入国者が無一文のまま入国するので、職もなく、食べるものもなくなり、ついには悪の道へ走る。
中でも最近イタリア領でありながらイタリア半島から遠く離れ、チュニジア沿岸から僅か150㎞のランペドゥーサ島へアフリカ系移民が押し寄せ、過去1週間で1万人を超える人々が着の身着のままで入国して、島民6千人の島では対応に苦慮している。流石に移民政策に前向きだったイタリア政府も音を上げ、他のヨーロッパ各国へ移民の受け入れ分担を求めているが、かつては移民に好意的な立場を貫いていたドイツ政府もメルケル前首相交代と同時に、右翼勢力が力を得て、フランスとともに反移民を掲げている現状である。人種問題も絡むだけに難しい問題である。