5845.2023年8月23日(水) 何と107年ぶりの優勝とは! 慶応高校

 昨日と同じように朝早く慶応病院へ出かけた。昨日のホルター心電図検査で身体に付けたホルターを外してもらうためである。ただ、器具を外しただけだったのでことは簡単に済んだ。今日はそのまま帰って来た。自宅を出てから帰宅するまでほんの2時間半しかかからなかった。心電図受診の結果は1か月後に担当の医師から詳しい話がある。器具を取り外した際、女医さんからいくつか質問があったが、私にとってはまったく気になるようなことではなかったので、この心電図検査の結果もあまり問題はないような気がしている。取り敢えずホッとしている。

 ♪雲はわき 光あふれて 天たかく 純白の球きょうぞ飛ぶ

     若人よ いざ まなじりは 歓呼にこたえ  いさぎよし

      ほほえむ希望 ああ 栄冠は 君に輝く♪

 今日は第105回全国高校野球決勝戦が甲子園で行われた。戦前の話題としては、慶応高が1世紀ぶりの優勝を遂げるか、或いは仙台育英高が昨年に続き連覇を達成するかという点に関心が集まっていた。試合は先頭打者がホームランを打った慶応がリードを保ち、その後5回に5点を加え8-2で仙台育英高の連覇を阻み、全国3,486校の頂点に立った。慶応の過去の優勝は、世紀を超える107年前のことである。それほど古い歴史を誇る甲子園大会だが、今年は105回目である。実は、過去に米騒動、日中戦争、太平洋戦争、そしてコレラ渦により大会が開催中止に追い込まれたことがあったからである。

 今日もプレイボールからゲームセットまで終始テレビを食い入るように観て慶応高を応援していたが、甲子園アルプス・スタンドの慶応の応援団の数の多さと熱気には圧倒された思いである。選手たちの顔には笑顔が随分見られるようになり、我々のころとは隔世の感がした。かつて甲子園球児らは、歯を食い縛り、真剣な表情しか見せなかったものだが、随分変わったものである。慶応のモットーが‘Enjoy baseball’だそうだから、野球部の指導方針もあるが、自ずからスマイルがこぼれるのだろう。しかし、観戦している側からすれば、楽しそうにプレイしてくれる方がよほどenjoy出来る。高校野球界も少しずつ変わりつつあるのだ。

 ところで我が母校、湘南高校も全国大会優勝の名誉を得ている。かなり古くなってしまったが、1949(昭和49)年の夏の大会である。甲子園で初出場、初優勝を遂げた時は大きな話題になったが、そのひとつに「湘南高の優勝は、第2回大会で慶応普通部が優勝して以来33年ぶりに深紅の優勝旗が箱根の山を越えた」という表現でメディアに取り上げられ祝福されたのだ。勝った相手校は県立岐阜高校だった。それほど東日本勢は甲子園では思うように勝てなかった時代だった。それが今年はベスト4のうち3校も東日本の高校である。これからもかつての地域的力関係は少しずつ変わることだろう。

 振り返ると、母校が全国優勝を遂げ、湘南地方、否神奈川県民から祝福されてから早や74年が過ぎ、今では歴史上の一コマになってしまった。母校は選抜大会には2度出場しているが、夏の大会ではその後甲子園に出場していない。慶応の例もあることだし、望みはいつまでも持っていたいと思う。

2023年8月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com