5813.2023年7月21日(金) 暑い最中に各種スポーツも盛り上がっている。

 北半球ではほとんどの地域が猛暑に見舞われていると思うが、今日も炎天の下では各種のスポーツ大会が行われている。福岡市で開催されている水泳世界選手権は、暑さをさほど気にしないスポーツだから別格だが、高校野球の地方予選が今はたけなわである。かつては、根性ばかり要求されて炎天下でプレイすることに格別配慮されることもなかった。ところが時代の経過とともに、選手の健康面が留意されることが多くなった。これから盛夏の8月甲子園の本番へ向けて野球ファンを沸かせてくれることだろう。

 いま大相撲名古屋場所が開催中で、3人の関脇が大関争いを行い、横綱、大関のひとりが休場しているにも拘らず、かなり盛り上がっている。今日は13日目だったが、まだ優勝の予想は難しい。1年で最も暑い今月の場所で、相撲界も疲れ気味ではないかと案じていたが、連日満員とはいかないまでも、かなりの観客が愛知記念体育館へ観戦に来ている。私も暑さでつい家の中に籠り勝ちのため、今場所は毎日テレビで相撲を楽しんでいる。

 そんな中で昨日からニュージーランドでは、女子サッカーのワールドカップが始まった。南半球で開催されたので、高校野球のような暑さ対策をしないで済む。2011年には日本女子代表チーム(なでしこジャパン)があれよあれよという間にエース沢穂希選手の活躍などで初優勝を成し遂げ、日本国内でも漸く女子サッカーが認知され、女子サッカーリーグも発足し、今やWEリーグとして男子のJリーグ同様に運営されている。しかし、海外でも同じだが、男子サッカーに比べて人気が劣り観客数も少ない。このため大会のテレビ放映局が決まらず、スポンサーも中々決まらなかった。そこへ国際サッカー連盟(FIFA)が、放映権料を男子大会の4分の1近い金額にまで引き上げた。日本での放送権が決まらず、先週になって漸くNHKが放送することが決定した。昨年の男子チームのワールドカップに比べれば、女子WCは世界的にもやはり関心と人気ではかなり落ちる。それでも今大会は出場チームが従来の24チームから32チームに増えた。かつてはマイナーだった女子サッカーが、なでしこジャパンの活躍のお陰で今やメジャーとないつつある。今WC大会では3大会ぶりの優勝を期待したい。

 さて、コロナ渦以来円安によるマイナス効果により日本の経済界もかつての景気を謳歌することもなくなったが、昨日財務省が発表した6月の貿易統計によると、意外にも貿易収支が430億円の黒字だったという。エネルギー資源を中心に輸入が大きく減ったことが大きな原因で、実に黒字になったのは、2021年7月以来23か月ぶりのことである。だが、これも一喜一憂である。確かに6月は、エネルギー資源の輸入が減り昨年6月に比べて、原油36%、石炭37%、液化天然ガス33%と軒並み3割を超す減少となった。しかし、半期単位で見てみると貿易収支は赤字続きである。今年上半期(1~6月)の貿易収支は、6兆9千億円もの大赤字だった。半期単位だと赤字は4期連続だそうだから、6月がまずまずだったとしても、単月の黒字ではとても喜べる状態ではない。

 それでも観光業などコロナをやり過ごして多くの外国人旅行者らが入国している。いずれかつての勢いを取り戻すだろう。1日も早くかつての繁栄を取り戻してほしいものである。

2023年7月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com