5707.2023年4月6日(木) 甥のジャズ・ライブショーを鑑賞

 一昨日夜横浜・関内のライブ・ハウスでジャズ・ライブショーを行うから来ませんかと甥っ子から先月末に誘いの案内をもらった。残念ながら今回は妻の都合がつかなかったので、ひとりでライブ・ハウスへ出かけた。これまでにも、都内や横浜、鎌倉で行ったライブ・ショーを何度か鑑賞しているが、何年か前に初めてバンドを主宰してショーを行うと聞いた時には驚いた。まさかプロとしてこういう興行の世界で活動するとは考えてもいなかった。甥は大学へ入った当時は、音楽ではなく美術を専攻して学んでいた。それがいつのころからか、趣味で楽しんでいたピアノや弦楽器を嗜み出し、挙句にはそれらを本格的に学んだらしく、仲間とバンドを結成してリーダーに祭り上げられてしまったようだ。父親は官僚であり、祖父は大学教授としてそれなりの実を上げていただけに、若干はみ出して異次元の世界へ飛び出してしまったように思える。それでも伯父である私の目から見ても甥っ子は性格が真面目で、人付き合いも良く、相手の気持ちを配慮する優しい人柄である。まずは、この世界の暗い闇のような道には進まないだろうと確信している。

 そのライブ・ショーでその日はトークとピアノを担当し、サックス、ベース、ドラムの3人と演奏していた。彼は普段からオリジナル曲の作曲にも興味があるらしく、この日も自作の曲をいくつか演奏した。中でも興味深く感じたのは、ベートーベンの♪月光♪とシャンソンの♪枯葉♪を自分なりにうまくコラボレートした楽曲だった。店内には甥のCDの販売も行っている他に、今後の開催のライブ・ショーのパンフレットなども置かれていた。コロナ禍で苦戦していると思うが、その中でもまずまずの活動をしているように思えた。トークも適度にユーモアを交えてお客の笑いを誘ったり、評判はまずまずだったのではないかと思う。私自身も食事を取りながらその場の雰囲気に堪能することが出来た。今後も堅実に自分の目指す道を歩んで飛躍して欲しいと願っている。

 今日は、昨日の話の続きとしてひとつ感じたことを付け加えたい。それは、1日から努力義務化された自転車に乗る場合のヘルメット着用である。昨日ウォーキングの際にどのくらいの人が実際にヘルメットを着用しているか調べたところ、12人の自転車走行者の内たったひとりしかヘルメットを身に着けていなかった。今日はどうだろうと性懲りもなくチェックしてみたところ、同じ40分の間に32人が自転車で走っていたが、何と誰ひとりとしてヘルメットを着けている人はいなかった。あまりにも寂しい。昨日ヘルメットを着用せずに自転車走行中に転倒、ケガをして反省し、ヘルメットの重要さを訴えていたタレントの滝川クリステルさんの警報もまるで功を奏していないようだ。

 いくら努力義務として法によって義務付けされないにせよ、これでは法律が空文化しているようなものだ。警察庁ももう少し法律をつくる以上効率を考えるべきではないか。国の法律が、国民によって守られないばかりか、むしろ法律との間に距離感があるような気がする。こんな調子では、新しい法律を決めようにも国民の気持ちは、新法から離れていくようなことになるのではないだろうか。

 努力義務をもっと義務化に近づけるために、警察庁は自転車走行者にヘルメットを着用するようPRをしたり、もっと頻繁にパトロールで注意を促すようなことも検討すべきではないかと思う。現状は、まるでよその国の法律のようだ。

2023年4月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com