5654.2023年2月12日(日) 小学校のクラスメートにお別れ

 先日小学校の女子同級生が亡くなったと連絡をもらい、今日クラスメートともども彼女の自宅にご焼香に伺った。眺望の良い千葉市内のタワーマンション20階でご主人と悠々自適に暮らしていた。ご主人とお手伝い役の妹さんが出迎えてくれた。お線香を上げてからご主人と妹さんから、お邪魔した6人の同級生が生前のご当人の話をいろいろ伺ったが、彼女は旅行好きだったと異口同音に話された。しばしば旅に出かけられ、海外にも何度か行かれたし、クルージングがお気に入りだったらしい。幹事役を支えながら、クラス会の融和を図るためにいつも前向きな行動を取っていた。聞けば、亡くなられたのは1月24日だったという。体調は入院を繰り返したりして、必ずしも良くはなかったようだが、同じ年のご主人としては、自分が先に逝く筈だったので、今は寂しい時期のようだ。今日6人が伺ったが、もう1人来る予定だった。電話をしてみると体調が悪いから来られないという。どうも全員揃って元気ということが、少なくなってきた。これからお互いに健康面で気を付けるだろうが、1年1年年齢を重ねると、いつまでも皆が集まって昔話をする機会を持つことも難しくなっていくことだろう。

 それにしてもコロナ禍が恨めしい。この3年間は人生をその分奪われたような気がしてならない。コロナのせいですぐには、葬儀も焼骨も出来なかったという。亡き恩師の名に因んで名付けたクラス会「和会」は、70年に亘り続けられてきたが、今後いつまで続けることが出来るだろうか。私自身はまだまだ参加できると思う。頃合いを見計らい彼女のにこやかな遺影に別れを告げて、千葉市内の寿司屋で昼食を食べたら2時過ぎになり、そのまま解散ということになった。若いころなら久しぶりの逢瀬に盛り上がって、二次会、三次会と進むことだろうが、今やそうは行かなくなった。

 幸い今日は晴れて気温も比較的高く動き易かった。このような故人を送る会などは、しばらく行われないことを願っている。それでも今日故人にご焼香してホッとした。「和会」を今まで支えてくれた力強い功労者のひとりである彼女には、ゆっくり黄泉の国でお休みくださいと言ってあげたい。ご冥福をお祈りしている。

 さて、6日に発生したトルコ大地震の犠牲者が、11日現在東日本大震災の2万2千人を上回る2万8千人となった。これは21世紀に入って7番目?の規模になるという。地震発生後明朝で1週間となり、今後厳しい寒さの中や、建物やがれきの下敷きとなった人々が死へ追い込まれる恐れもあり、今後どの程度犠牲者が発生するのか、見当もつかない。BBCによれば、今回の地震で建物がホットケーキ・クラッシュ状態になったのは、建築基準違反によるもので、全体の建物の50%以上が違反だったというから、基準を決めても無駄だったということになる。ルールや規則はいくら決めても、それをきちんと守らなければ意味がない。今回トルコ地震ではその点がはっきりした。

2023年2月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com