今日は朝から雨がしとしと降っている。庭木にはちょうど良いお湿りである。東京都内では21日ぶりの降雨ということで、極めて珍しい。一昨日、昨日と2日間行われていた大学入試のための共通試験も終わり受験生も第一関門を通過してほっとしていることだろう。しかし、まだ本番の志望校の入試があるので、気は許せないだろう。
さて、国会議員にもいろいろな人がいるが、個人的に悪事や違法行為をやったり、刑事事件を起こしたり、また私生活面でスキャンダルを起こしたり、多種多様である。だが、昨日れいわ新選組山本太郎代表が、同党の水道橋博士・参議院議員の辞表受理の件で、予想もしなかったその後継者の選び方については実のところ驚いている。水道橋議員は、昨年7月の参議院選で初当選したばかりである。その後体調が優れず、11月にはうつ病を公表していた。水道橋議員は同党の比例代表で当選しており、その後任は次にランクされた候補者が繰り上げとなるのが通例だが、山本代表は奇抜な発言をした。水道橋議員の後にノミネートされていた5人の同党党員が、残りの任期5年間を交代でこなすというのである。法に背いたわけではないが、こんなことは初耳である。
5人の中には、北朝鮮拉致事件の蓮池透氏も含まれる。山本代表の考えていることがどうも理解し難い。この5人の交代制について「れいわローテーション」と命名して「多様で多彩なメンバーが国民の負託にこたえていくことを目指す」と語ったようだが、SNSでは厳しい指摘も投稿されている。議員議席が空席になった場合は、単に繰り上げ当選になると書かれているだけだが、このローテーションは立法の主旨に悖るのではないか。残り5年間の任期を5人が毎年交代してやってもたった1年間の任期にそう簡単に国家的行為が出来るとは思えない。連携プレーも出来そうもないし、他の議員から見れば、そんなに軽々しく出来るものではないとの気持ちがあると思う。
他にもNHK党のガーシー参議院議員のように当選後1日たりとも登院せず、いろいろ嫌疑をかけられて中東のドバイに逃避したまま給料だけもらって、国会議員としての任務をまったく果たしていない議員もいる。国会も怠け者のたまり場と化してしまったようだ。国を良くするために一身を投げうって国会議員の職を全うするなどというような高邁な気持ちなぞ、彼らにはさらさらないようだ。山本代表の発言は別にしても、途方もないことを考えてみた。程度の低い国会議員を国民が通信簿をつけることによって勤務評定を行い、低評価の議員は辞めさせることは考えられないだろうか。