5719.2023年1月9日(月) 成人の日に若者の気持ちは?

 今日は昔流に言えば、「成人の日」である。かつては1月15日と日時が固定していた。それが、1月の第2月曜日になり、今年からは更にややこしくなった。特に毎年恒例だった成人式をいつの時点で行うのか、各自治体によってまちまちである。

 複雑になった理由のひとつは、成人の概念が、従来の20歳から昨年18歳に年齢が2年引き下げられたことによる。中でもコロナ渦により昨年まで20歳になって行われる筈だった成人式が行われなかったこともある。自治体も頭を悩ませているようだが、これまで「成人式」と呼んでいたのを「20歳の集い」とか、「20歳を祝う会」のような呼び方をしている自治体が多いようだ。三重県伊賀市のケースでは、昨日8日に20歳、3月に19歳、5月に18歳を対象に成人式を行い、来年以降は18歳だけを対象に5月に成人式を行うという。

 一番頭を痛めているのは、今年18歳になった新成人から、コロナ1年目に20歳で成人式をやってもらえなかった成人までややずれ込んだが、祝うべき式典を上げてもらう成人たちが多くいることであろう。それはともかくもう18歳となれば大人としての自覚も持ってもらわなければいけない。

 思い起こせば、私の20歳はまだ2年目の浪人中で目の前の大学受験を控えていたので、ほとんど無関心でこれと言って思い出に残るようなことはひとつもない。そして3か月後の春には漸く大学生となることが出来て、今までの未熟な考え方と受験勉強からマクロ的な勉学に変わり、学問への姿勢としては随分変わったと思っている。大学2学年になってあの60年安保闘争があり、当時全学連書記長だった高校ラグビー部先輩、清水丈夫さんに勧誘された。だが、受験勉強から解放されたばかりだったので、デモには度々参加していたが、全学連の中核に入ってまでも活動する気持ちがなかった。今日20歳の成人式に出席する大学生の孫娘に、昨晩その60年安保闘争について尋ねてみたら、まったく知らないようでこんなものかと少々がっかりした。今の学生は全般的に社会運動や、政治運動にはあまり拘わらなくなっているのだ。政治的関心も薄く、若者の選挙の投票率が低いのもこんな些細なことからも知れる。こんなことで世界が戦いの時代に入っている現在と未来を上手に切り抜けてくれるだろうか些か心もとない。

 さて、年中行事となった税務署への2022年確定申告の準備を今日から始めた。パソコンで要領よく書類を作製するデジタル派とは違い、私は本件については手書きのアナログ派であり、毎年この作業で1か月近くを費やしている。昔の簿記と同じで金銭元帳に入出金の1件1件について仕分けして記入するのだが、面倒で嫌になることがある。だが、こればかりはやらないわけにはいかない。まあしばらくは確定申告書類の仕上げに気持ちを集中しようと思っている。

 今日は、うっかりして日課であるウォーキングに出かけるのを失念してしまった。比較的外は暖かく4時ごろに駒沢公園まで出かけるつもりだった。それが確定申告に捉われてすっかり忘れてしまい、気が付いたら外は暗くなっているような案配だった。認知症の一里塚へ足を踏み入れたかな?

2023年1月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com