昨日自宅の庭にシジュウカラが飛んできたが、それと同時に鶯がやって来て美声を聞かせてくれることを楽しみにしているとブログに書いた。すると察してくれたのか今朝鶯がつがいでやって来てくれた。残念ながら梅の実をついばむだけで、飛び去ってしまった。期待した美声を聞かせてはくれなかったが、冬はまだ長い。いずれそのうちに美声を聞かせてもらえることを期待したい。
ウィンター・スポーツもまさに今花盛りである。特に若者のスポーツ・シーズンである。今日は高校サッカー準決勝と高校ラグビー決勝戦が行われた。サッカーはベスト4に勝ち残ったのは、不思議に西日本の代表校ばかりであり、ラグビーに至ってはベスト8がすべて西日本勢である。理由はよく分からないが、近年東日本勢は西に圧倒されている。東京人は関西人や九州人に比べてたくましさが失われつつあるということであろうか。
今日準決勝が行われたサッカーではいずれも実力伯仲で、2試合ともPK戦で勝負がついた。明後日の決勝戦では京都代表校の東山高と岡山学芸館高がともに初優勝を争うことになった。大阪花園ラグビー場で行われた第102回全国高校ラグビー決勝戦は、東福岡高が報徳学園高を破り6年ぶり7回目の優勝を果たした。明日は大学ラグビーの決勝戦が帝京大と早稲田大との間で争われるので、これもテレビ観戦を楽しみにしている。
また、明日から大相撲初場所が開かれる。1横綱、1大関となった今場所は、1898(明治31)年春場所以来である。そのうえ横綱照ノ富士は両ひざの手術を終えたばかりでリハビリ中で、早くても復帰は夏場所以降と言われている。従って、初場所では横綱の土俵入りは見られず、結びの相撲は連日大関貴景勝の一番となる。かつて生きの良かった若花田、貴花田のデビューで相撲人気も一気に高まったが、今ではかつての勢いが見られない。大相撲界も人材を含めて将来性とか、人気回復・人気維持についてあまり研究しているように見えない。他のスポーツ界を見習って相撲界以外からの人材登用とか、研鑽を積まないとファンから置いていかれ、取返しがつかないことになってしまう恐れがあるのではないかと心配している。
さて、昨日ブログにアメリカ下院議長選の投票結果が、共和党のケビン・マッカーシー院内総務が過半数を獲得出来ずに決定を繰り延べしていたと記したが、今日15回目の投票で漸く決着がついた。議長選で再投票になったのは、100年ぶりであり、10回以上の投票が行われたのも実に164年ぶりというから、日本で言えば、幕末の1859年安政の大獄の時代である。今から考えるとあまりにも硬直的な議長選ルールであるが、考えようによっては、日本が漸く開国した時代にアメリカでは民主的な投票を行っていたという点で、問題も多いが先見的であると言えるのかもしれない。
下院議長は決まったが、気がかりなのは共和党内でマッカーシー氏に造反した強硬派議員はトランプ前大統領にも反抗するほどの極右分子であり、アメリカ・ファーストを唱えてバイデン政権のウクライナへの支援よりも国内景気の引き上げを主張している議員たちで、ややもするとウクライナへの兵器支援などに今後影響が表れるのではないかと懸念されているのだ。
それでも下院議長が決まったことでアメリカ議会も少しは落ち着くことだろう。