5614.2023年1月3日(火) 箱根駅伝駒大優勝とウクライナ戦争終結願望

 横浜に住んでいる次男家族4人が久しぶりにやってきた。孫は6年生の男児に、3年生の女児だ。2人とも元気が良いので家の中が明るくなる。男の子は、横浜ラグビースクールで休日は勉強どころでなく、ラグビーに夢中である。身長が172cmもあるので、小学生にしては大きい。女の子は、フラダンスを習っているがなかなかハキハキしているので、一緒にいるだけでも賑やかで楽しい。2人ともこのまま素直に育って欲しいと思っている。

 今日駒沢大学が第99回箱根駅伝で2年ぶりの優勝を遂げたが、史上5校目の3冠達成の偉業となった。かなりの時間、TV実況中継を観ていたが、スタート地点の箱根からゴールの読売新聞社前まで大体知ったルートで、周囲の環境を懐かしく思いながらレースを楽しんだ。この箱根駅伝は、9日に行われる大学ラグビー決勝戦と同じように、近年大学スポーツが今一つ人気の面でパッとしない中で、多くのファンに愛されている大学スポーツのひとつであると思う。今年は大きな番狂わせなどがなく、晴れ上がった太陽の下に多くの沿道ファンにも温かく迎えられ、印象に残るレースだったと思う。強いて挙げれば、2位に入った中央大学がかつての名門の名を復活させたようだ。近年はあまりパッとした成績を残していないが、かつては毎年のように優勝争いを演じていた。古豪復活となったようだ。この活躍を機に来年以降の活躍が期待される。

 来年は1920年に「東京箱根間往復大学駅伝競走」として第1回大会がスタートしてから、ちょうど100回目の記念すべき大会になる。大会は、関東学生陸上競技連盟が主催するため、原則的に関東以外の大学が参加することは出来ない。それが来年は、100回記念として例年とは異なり、関東の大学ばかりではなく、全国の大学に門戸を開いて予選会に参加できることにした。真の大学駅伝日本一を決定する大会となる。今から楽しみである。

 さて、新年早々嫌なこともある。戦火が一向に収まらないウクライナでロシア国防省は、一進一退の攻防が続いていたウクライナ東部で、ウクライナ軍の攻撃を受けたロシア軍の軍人が63人も死亡したと発表した。攻撃はアメリカが供与したと見られる高機動ロケット砲システムによるもので、ロシア国防省が名誉とも思えない、一度に多数の自国兵士の人的被害が出たと公表すること自体異例と見られている。ウクライナやロシアの独立系メディアは、実際はもっと多くの犠牲者が生まれたのではないかと推測しているが、ここへきてロシア軍の旗色が悪くなっていることを象徴する犠牲者の公表である。すでにロシアは兵士の徴用を発表しているが、これだけ犠牲者が増え、国際世論がロシアに対して厳しくなっているのに、ロシアが和平交渉への姿勢を示そうとしないことが理解出来ない。ロシアの攻撃に対して、ウクライナのゼレンスキー大統領は、徹底抗戦を主張している。

 こんな中でロシア国内でも厳しい見方をする専門家がいる。国際政治学者のドミトリー・トレーニン氏は、「今起きていることは第1次世界大戦に匹敵する戦争だ。仮にロシアが敗北すればすべてが失われる」。また、パリ育ちの歴史学者でロシア研究の第一人者のエレーヌ・カレールダンコース氏は、かつて旧ソ連邦の崩壊を予見したが、現在の状況について「プーチン政権の終わりの始まり」と率直に述べている。

 どんな結果になるにせよ、極力早く戦争を終結させて欲しいものである。ただし、その場合はプーチン大統領には、今後一切の権力を付与しないとの条件を付けて欲しい。

2023年1月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com