5676.2022年11月27日(日) ツタンカーメン王墓発見以来100年が経った。

 昨日11月26日は、22日の「好い夫婦の日」と同じように語呂合わせで「好い風呂の日」というそうだが、世界史的にも価値の高い「ツタンカーメン王墓」が、イギリス人考古学者ハワード・カーターによって発見されてからちょうど100年になった記念すべき1日でもあった。昨晩テレビ朝日でも発見以来100年に因んでツタンカーメンについて、「世界ふしぎ発見!」でもかなり分かりやすく紹介していたが、素人にも十分理解出来るものだった。ちょうど月刊誌‘NATIONAL GEOGRAPHIC’11月号に62 頁に亘って特集が組まれていて、それが素晴らしい貴重な写真をふんだんに掲載している。これまでにギザのピラミッドやサッカラのステップ・ピラミッド、国立博物館、ルクソール(テーベ)のカルナック神殿、ハトシェプスト女王葬祭殿、王家の谷などを見学して自分なりにエジプト古代文明の神髄に何度か触れたことがある。ナショグラ誌の写真をつくづく眺めていると、かつて訪れたそれらの遺跡を感慨深く思い出している。

 それにしてもツタンカーメン王は僅か19歳で亡くなり、エジプト文化への貢献もそれほど伝えられてはいないにも拘らず、後世の人々からこれほど多く注目と関心を持たれるに至ったのは、若き王にまつわる王墓の発見とともに、多くの宝である当時の歴史的遺産が発見されたからである。

 ところで、このナショグラ誌には、別の話題も乗っていた。エジプトの首都カイロの45㎞東方の砂漠の中に、約600万人規模の新首都が建設されつつあるということである。カイロ市内の交通渋滞に、この際思い切って新首都建設を計画したようだ。移転にかかる費用も莫大なもので、約8兆7千億円にもなるという。意外だったのは、これまでエジプトの首都移転、つまり遷都は度々行われ、今度が5千年間に実に26回目という。エジプトの遷都の歴史も学んでみると興味深そうだ。

 さて、今日は午後からゼミの仲間がチェリストとして活動しているアマチュア・オーケストラの定期演奏会を浅草公会堂で鑑賞した。毎年2度定期演奏会を行っていたが、最近はコロナ渦の影響でしばらく休んでいて今年1月から復活した。今日もゼミの仲間と楽しみにしていたところ、一昨日になってそのチェリストの当人から、コロナ陽性になり演奏出来なくなったと残念な知らせを受けた。毎週のように練習を積み重ねて晴れの本番2日前になって、この悲運は悔やんでも悔やみきれないだろう。主役不在となっては、無理してでも生のクラシックを聴きたいと思っていた仲間も来なくなり、今日は僅か3人だった。

 それでも演奏されたクラシック曲は、ニコライの♪ウィンザーの陽気な女房たち♪、ベートーヴェンの♪交響曲第2番♪、そしてブラームスの♪交響曲第1番♪だった。部分的に聞いた箇所があるが、完全に知っているわけではないが、ブラームスのアンコール曲♪ハンガリアン舞曲5番♪を合わせて約2時間クラシックを堪能することが出来た。

 ところで、今日は大相撲九州場所千秋楽でもあった。珍しく3力士の三つ巴優勝決定戦となった。28年ぶりだそうで、結局平幕・阿炎の初優勝が決まったが、3場所連続で平幕力士が優勝した。また、大関陥落と大関復帰不能があり、来場所は1横綱、1大関になってしまう。これだとまた平幕優勝の可能性がある。まさに戦国時代の幕開けであろうか。

 もうひとつ、スポーツの話題では、WCで日本代表チームがコスタリカに0-1で負けてしまった。試合前までは1回戦でドイツを破った勢いと熱気で日本中が熱くなっていたが、明日から少しトーンダウンするだろうか。残りの試合は強敵スペインであるだけに、決勝トーナメント進出の可能性に不安が出てきた。

2022年11月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com