天体に関してはあまり知識がないが、1994年7月に彗星から分裂した核の一部が木星に衝突したということを知人がFacebookで知らせてくれた。残念ながらこの事象について記憶はないが、これは史上初めて人類が目撃した地球大気圏外での物体の衝突だった。もともと彗星は地球の1/3ほどの大きさで木星は地球の約11倍の大きさと言われている。衝突後の木星には、地球と同じサイズの跡があったというから、仮にこの核が地球に衝突したら地球はひとたまりもない。我々人類をはじめすべての生物は死滅してしまうだろう。
これほどの規模で衛星同士が衝突するのは、約1,000年に1度の稀な現象とされているが、これ以降1997年に木星に斑点があることが日本人の調査によって判明し、2009年には500m程度の小さな衝突跡が発見されているので、そう容易には起こらないとは言えない。そう考えるとウクライナ戦争や、中国の海洋進出のような地球上で領土拡張のための戦争なんかやっていることが馬鹿げている。地球規模ではなく、もっと大きく宇宙規模で遥か上空から地球を見てみることが重要だと分かるだろう。こういう物の見方が世界大国の首脳らに仮に出来るとするなら、地球上からいつか争いがなくなるのではないかと期待も出来る。
さて、このところ強まっていた円安傾向が、一時1㌦=150円台にまで進んだこともあるが、以後少し収まっていた。そして、一昨日辺りから円高の兆候が見えたと思ったら、昨日は一時1㌦=138円台にまで戻った。1日で7円の急騰ぶりにやれやれという気持ちである。この円高は日経平均株価にも平行して影響し、終値は急激に上がった。昨日の日経平均株価は、前日に比べて実に817円も上がり、28,263円にまで上昇した。これは、円安をもたらしたのがアメリカ経済の高インフレに伴う高金利だったように、その原因であるアメリカの消費者物価指数の上昇率低下を受け、物価高がピークを迎えたとの観測から強まったものと見られている。更に昨日連邦準備制度理事会(FRB)幹部が大幅な利上げに慎重な発言をしたこともある。ただ、この円高感はあくまで一時的だと思われ、円高水準に戻ったと安心するわけにはいかないようだ。いま日本を一時的に潤わせている外国人観光客にとっては、出費が増えることになるが、いずれあるべき相場に戻ることだろう。輸入業者や、一部の大手企業の決算は概ね高利益を上げているようだが、国民一般にとっては消費者物価の値上げにより大きな打撃を被っている。一日も早く平常の外為市場に戻ることを願っている。
今日1か月ぶりに近所の山内クリニックで糖尿病検査を受けたが、基準数値HbA1cは今年6月以降10回の検査ですべて6以下に落ち着いており、医師からは大分安定していると言われた。実は8月に慶応病院で受けた人間ドックの結果まで遡るが、その際2点ほど注意喚起があった。ひとつは、前立腺の基準数値であるPSAが基準より高いということと、今年初めてオプションとして受けた脈波測定で血管の硬化が疑われるとの指摘だった。PSAについては、泌尿器科医師から一昨年と同じ数値で昨年のMRI検査時より良いとの診断だった。後者については、来る14日に今日と同じ医師の検査を受けることにして、その結果を前者と合わせて慶応病院へ報告するつもりだ。