5654.2022年11月5日(土) コロナ規制は緩和して大丈夫か?

 新型コロナウィルス新規感染者がここへきて減るどころか、むしろ漸増傾向になって来た。それでも観光業を主にあちこちで制限緩和が行われているようだ。

 2020年1月に横浜港を出港した大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号(DP号)から香港で下船した男性乗客が、コロナに掛かっていたことから横浜へ戻って来た同船に何人かの感染者がいたことが分った。船は横浜港に足止めされることになり、その後もDP号から乗客が発症した。船員、乗客合わせて3,713人が乗っていたが、その内の714人が感染し、14人が死亡した。

 そのためクルーズ客船は、21年以降まったく日本へは寄港することなく、かつて17年にはクルーズで252万人が来日していたが、21年にはついにゼロとなった。クルーズ・ブームは消えつつあった。その後DP号は運行を停止していたが、来春3年ぶりに再開することになり、予約販売は好調だという。

 中学時代の友人が、来年5月に夫人とともにクイーン・エリザベス号で沖縄、台湾を巡る10日間のクルーズに参加すると手紙で知らせてくれた。世界でも最高級の大型クルーズ船でもあり、コロナ禍のうっぷん晴らしには最高のツアーだと思う。2度目の乗船というからよほどお気に召したのだろう。とにかく広い海と青い空の中をゆっくり旅をエンジョイ出来るのは船旅の魅力だと思う。私たち夫婦も、アテネ・オリンピックの前年にエーゲ海クルーズを、そして4年前にはニッポン丸で神戸港から横浜港までクルージングを楽しんだことがある。ただ、現在コロナ禍が完全に終息したわけではなく、むしろこれから患者が増えそうな時であるがけに、友人が楽しみにしている旅行が中止にならなければ好いがと願っている。

 さて、習近平・中国国家主席の独裁色が益々強まり、人権問題、台湾問題、ウクライナ危機などを巡り中国とヨーロッパ諸国との関係が懸念されている中で、ドイツのショルツ首相が昨日中国を訪問し、習主席と会談した。会談で習主席はアメリカ主導の「対中包囲網」に加わらないようショルツ首相に訴えた。一方のショルツ首相は、バランス感覚と現実主義が必要だとして、中国は最大の貿易相手国であり、アメリカのように関係を絶って行く動きには一線を画すと述べ、ヨーロッパ・エアバスと旅客機140機販売の契約を結んだ。最近ドイツでは貿易港ハンブルグの港湾管理会社に中国の海運大手企業が、35%も出資することが国内で問題となっていた。それを何とか24.9%に圧縮した。だが、ドイツは、他のEU諸国の対中国外交方針とは大分異なるようで、アメリカや他のEUとの間でさざ波が立たなければ良いがと懸念する。

 今日午後は、いつもお世話になっているITコンサルタントの小糸武彦さんに来宅してもらい、いつもこのブログを発信しているノートPCを新しいPCに替えてもらい、インプットしてある情報をすべて新PCへ移設してもらった。ブログも幸い今日で語呂合わせのような5555回連続というひとつの節目を迎えた。HPをはじめ全体に情報量が多いので、2時間ほどかかってしまった。これで時折PC操作上首を傾げるようなこともなくなるのではないかと期待している。

2022年11月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com