5622.2022年10月4日(火) 北朝鮮、中距離弾道ミサイルを発射

 今朝7時22分過ぎ、北朝鮮が中距離弾道ミサイルを発射した。最近は日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)外へ落下することが多かった。先月25日以来7度の短距離弾道ミサイルが発射されているが、今日は中距離弾道ミサイルで飛行距離もこれまでで最長である。日本の東北地方上空を飛び青森の東約3,200㎞周辺、北朝鮮の発射地点から約4,600㎞地点に落下したと見られている。日本の上空を弾道ミサイルが通過するのは、実に2017年9月以来である。これに対して、早速松野官房長官が国連安保決議違反であると厳しく北朝鮮を非難し、日本政府は北朝鮮政府に対して厳重に抗議をした。アメリカと韓国政府も日本と韓国の防衛に対するアメリカの強い決意を示した。気がかりなのは、今後ICBMの発射や、7回目の核実験を強行する可能性である。今朝この報道でバタバタしたため、NHKでは定例の朝ドラが中止となってしまった。

 さて、昨日の朝日新聞朝刊に2頁の見開き全面広告が掲載されていた。ある投信会社のメディアに対する暗黙の抗議であり、アドバイスでもある。「報道機関のみなさまへお願いです」と最上段に横書きで書いてあり、その下に更に大きな文字で「投資と投機を区別して報道してください」と書かれている。「投資」と「投機」を誤って報道し、誤解した顧客が投資したつもりが投機になり散財した人が少なからずいたのではないか。察するところ怒った顧客が、投信会社へクレームをつけたケースが多く、正確に「投資」と「投機」の違いを理解したうえで執筆しない経済記者に、もっと勉強し、正確に報道しろと巨額を注ぎ込んでアピールしているように思えた。新聞社としてはどんな気持ちだろう。

 経済記者と言えば、「選択」10月号によると日本経済新聞社では、このところ若手や中堅記者退職の雪崩現象が止まらないようだ。昨年の依願退職者が53人もいてその8割が20~30代の働き盛りだというから深刻である。更にその悪しき流れは今年に入っても続いているという。日経のケースは、執筆など本業に関わる退職ではなく、社内の職場環境が悪化したせいだというから始末に負えない。しかし、新聞記者は学生時代に目指した職業のひとつでもあり、仕事自体は責任感とやりがいを感じて取材活動に当たり、記事を書いていると思う。それがそんな気持ちが失われたのか、或いは職場環境の良い他社で同じように記者を目指すのか、記者は専門職で仕事にプライドを持っているだけにそう簡単に辞めるわけには行かないと思っている。いろいろ悩みがあるのだなぁとつい同情心が湧いてくる。

 ついては、今日Google Search Consoleから先月分のブログのアクセス数についてメールで知らせてくれた。それによるとアクセス・トップ3は、①2013年9月12日「川勝平太・静岡県知事のやりたい放題」、②2011年7月25日「グエン・カオ・キ元南ベトナム副大統領死す」、③2015年1月13日「アルペンクラブ後輩の遭難死を想う」が、アクセスが多かったが、皆かなり古いブログである。しかも①は以前にもリストアップされた。ここでは人格的に問題のある知事について批判的にブログを書いた。今もJR東海との間でリニア新幹線の大井川トンネル工事についてもめている。そのため事業が一向に進まない。②は、懐かしいが、生前手荒な軍政を指導した旧南ベトナムの軍人兼政治家の死について書いた。サイゴン陥落後、故国を追われるようにアメリカへ亡命し、静かに波瀾の人生を終えた。私が初めて戦時中のベトナムを訪れた当時は、意気ようようとしていたものだ。③は、大学山岳クラブの後輩で本当に山好きの好青年だった。2人の息子の家庭教師を引き受けてくれ、単独行で国内外の山へ年がら年中登り、南アルプス・農鳥岳で人命救助して表彰されたことがある。惜しくも27年前にヒマラヤのシプトン・スパイヤー(5,850m)の岩壁から転落して一命を落としてしまった。妻と葬儀に出席したが、ご両親のお気持ちを考えると哀れで涙が止まらなかった。

 来月のアクセスはどんな具合だろうか。段々興味が増してきた。

2022年10月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com