昨日のブログに取り上げた話題の続編である。セルビアの友人からどういう返事が来るかと考えていたところ、友人は指摘した雑誌記事の間違いを敢えて「選択」の出版社へ連絡することまではする気はないという考えだった。記事の内容と記事中に彼が間違いだと指摘した事実が異なるが、選択出版社に連絡することもないとの考えだったので、了解することにした。
今日は情けないことにつまらないミスをいくつかやってしまった。ひとつは、銀行の通帳を他行の通帳と間違えたことにバス停までやってきてから気付いて、自宅へ取って返したことだ。どうかしている。2つ目は、その銀行で預金を引き出してから郵便局で印鑑を使用しようとしたところ、それが手元に見つからず、慌ててしまった。この印鑑を仮に紛失したら他に2つの取引銀行も同じ届け出印鑑なので、一大事である。直ぐ銀行へ戻り、ほんの少し前にテーブルに置き忘れた印鑑を取り戻しに戻ったと申し出たところ、いろいろチェックされた挙句、幸い印鑑は銀行に保管されていることが分り無事印鑑を取り戻すことが出来た。
銀行を出てから戻るまでに20分程度の短い時間だったので、何とか取り戻すことが出来て幸運だったと思う。気持ちはやれやれだったが、どうも今日は普段と違うようだ。その後、帰宅してうっかり従姉弟に電話をかけてしまった。間違いでちょっとスマホに触れただけだが、相手は何か用件があると思ったようだった。ついうっかりだったと笑い話で済んだが、今日の私はどうかしている。認知症とは思いたくないが、やはり後期高齢者なので、何かの拍子にふわっと認知症現象が顔を出したのではないかとも思っている。気をつけよう。
さて、イギリスではジョンソン首相の不祥事続きから首相への不信、不評により閣僚の辞任が相次ぎ、流石に厚顔のジョンソン氏も首相を辞めることを公表した。その後保守党党首の後継に何人かの保守党員が立候補したが、2度の選挙の末最終的にトラス外相とスナク財務相が残り、今日午后9時前に全党員の投票の結果が発表された。当初はスナク財務相が先行していたが、その後国内の経済政策、とりわけインフレ対策で直ちに減税を訴えていたトラス外相が優位に立ち、最終的に8万1千票対6万票でスナク氏を破った。トラス新保守党党首が首相として承認されれば、女性としてはサッチャー氏、メイ氏に次ぐ3人目の女性首相となる。新首相は47歳で、「鉄の女」サッチャー元首相に似ているとして「鉄の女2.0」と呼ばれている。
とかく派手なパフォーマンスで失笑を買っていたジョンソン首相がEUから離脱したことに対して、明日エリザベス女王から任命され、正式に新首相に就任するトラス氏は、いかなる対応をするのか、内憂外患の中お手並み拝見である。