年に1度の人間ドック受診のため、タクシーで信濃町の慶應病院予防医療センターへ出かけた。例年のことなので、手順は分かっている。病院はこの数年本体の建て替え工事を行っていたところ漸く完工となったようだ。正面入り口から館内は以前に比べて大分明るい雰囲気になり、建物も立派になった。病院ビルは神宮の森の近くで、JR信濃町駅前という利便なロケーションにある。
今日の検査で、昨年に比較して悪くなっているところがないので、取り敢えずホッとしている。ただ、看護師さんが左足の浮腫みを気にされて、血液の流れが良くないのではないかとの指摘により、急遽その部分を検査してもらうことにした。すべてを終えて総括的なお話しの中で、左足の血管がやや硬くなっているようだとのお話しで、今後注意深く見守ってかかりつけの医師ともよく相談されるようアドバイスをいただいた。現状では特に心配はいらないというご託宣だった。来年の今日も予約しておいた。
それにしても今日も暑い。午後2時現在、すでに全国各地で210地点が猛暑日を記録した。全国ではトップ3の暑さだった福井県小浜市39.1℃、鳥取県米子市38.9℃、同鳥取市38.5℃は、いずれもそれぞれの都市で観測史上最高値を更新した。まだ当分炎暑が続くようで、外出はまだ当分の間控える必要があるようだ。
さて、そんな暑い中で、安倍晋三元首相を殺害したのは、容疑者の旧統一教会に対する逆恨みだったことが明らかになるにつれ、連日自民党と旧統一教会との関係がただごとではないことが明かされている。新聞、テレビよりもネット上のツィッターで、著名人が実情を明かしているのである。自民党が煮え切らない間に、日本維新の会が13名の同会所属の国会議員が、旧統一教会と関係があったことを公表した。安倍元首相が、深く関わっていたことも明らかにされ始めた。
伊達忠一前参議院議長が、一昨年以来旧統一教会のイベントに3度も出席していた。選挙で同教会に度々世話になったお礼に出席したという。お世話になったというのは、選挙の際ボランティアでお手伝いしてもらったということである。ボランティアとは体裁が良いが、人件費を負担してもらったの意味であり、公職選挙法に違反するのではないか。直近の参院選で旧統一教会の選挙応援のエピソードがドラマチックである。長野県出身の宮島喜文・前議員と今回当選した井上義行議員の公認について安倍氏が伊達氏を説得し、旧統一教会票を井上議員に振り分けさせ、宮島前議員を立候補させなかった舞台裏があったようだ。この点では安倍元首相が強く関わっていたのだ。自民党とつながりの深い右翼の急先鋒だった故笹川良一・元日本財団会長は、「私は文鮮明の犬だった」と告白していたそうだから、ここにも自民党、日本財団、そして旧統一教会、3者間の深い関係を見て取れる。自民党議員と旧統一教会とのつながりは、想像以上に根深く、強いようだ。日本維新の会ですら、関係者を公表した。自民党なら少なくとも維新の数倍の議員が、旧統一教会と関わっているのではないだろうか。
昨日関係を問われた岸田首相は、「社会的に問題となっている団体との関係については、政治家の立場からそれぞれ丁寧に説明することが大切だ」と他人事のような発言をしていたが、もっと積極的に関与し、膿を出し、今後一切交流しないくらいの強い態度を示すべきではないか。