5430.2022年7月3日(日) コロナ新規感染者再拡大、第7波か?

 アメリカMLBで活躍するエンジェルスの大谷翔平選手が、6月の月間MVPは逃したが、連日のようにその活躍ぶりはテレビでも伝えられ、ニュースの時間に大谷選手の試合途中の1プレイが紹介されるほど関心を持たれている。

 その反面日本のプロ野球の熱はどうだろうか。昨日セ・リーグのヤクルト・スワローズが過去最速でマジック53を点灯させた。2位の巨人を大きく引き離し13.5ゲームもの差をつけた。2位の巨人が勝率5割という状態で、3位以下はすべて負け越している。解説者はいろいろ語っているが、ヤクルトの2連覇はほぼ決まりだろう。こうなるとペナント・レースの興味が薄れる。一方のパ・リーグは、1位以下5位までのゲーム差が7であり、ペナントの行方は分からない。セ・リーグは、もう少しプロらしい熾烈な戦いを見せて欲しいものである。

 さて、我々の頭を悩ませている問題に、ウクライナ情勢と並んでコロナ新規感染者再拡大がある。いずれも発生してから大分時間が経ったのに、一向に収束の見通しが立っていない。特に、コロナ禍は身近な問題であり、何度も収束しかけてはリバウンドしている。現在も新規感染者が減少に向かい、漸く収束の可能性が見えかけていたところで、一転再び新規感染者が増加傾向に戻り、第7波到来かと懸念されている。新規感染者数は、6月21日に約1か月ぶりに上昇に転じて6月末時点で、山陰、九州、四国、近畿の8県が前週の1.5倍以上、東京と大阪が1.4倍と上昇傾向が続いている。今日も過去最長の9日連続猛暑日となり、戸外は暑い。多くの人が外出を控え、人混みを避けていることを考えると、なぜこれほど新規感染者が増えるのか、不思議なくらいである。

 そこには、今までと少々異なる要因があるようだ。それは、東京都健康安全管理センターのPCR検査で、それまで主流だった「BA.2」に代わり「BA.5」が勢力を伸ばし、全体の25.1%を占めつつあるとのことである。今後その検出割合が更に増え、7月後半には50%を超えると予測されている。

 最近では過去に感染歴があった人の再感染も相次ぎ、ワクチンの3回目接種や感染から時間が経ったことによる免疫の低下が理由として考えられる。6月末時点で3回目接種から5か月過ぎた60歳以上の接種率が21.2%であり、7月以降が本格化するタイミングだという。

 いずれにせよ現状は、一向に明るい見通しが立っていない。コロナ流行と熱中症対策で医療現場も逼迫しているようだ。今後過去2年間流行がなかったインフルエンザが流行するようなことになったら、それこそ一大事である。国立国際医療研究センターでは、「3回目のワクチン接種がまだの人は受け、高齢者は4回目を早く接種することが望ましい」とのことだが、私自身3回目の接種からまだ4か月が過ぎたばかりであり、区役所からの通知を一日千秋の思いで待っているところである。

2022年7月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com