5362.2022年4月26日(火) ウクライナ政府の腹の内は?

 昨日の本ブログに取り上げたウクライナ政府の不見識な公式サイト、昭和天皇、ヒットラー、ムッソリーニの同列報道の後日談がある。ウクライナ駐日大使が、それは昨日や今日になって公になったのではなく、前政権が発したサイトだと語ったことである。さも我々とは無関係だと言わんばかりの発言に、これが駐日大使の言葉かと呆気に取られている。しかも公式サイトで公表されてから、昨日公に報道されるまでにかなりの日時が経過していたという。自民党内でも外務省の情報収集力に問題があると批判が出ている。そして、またウクライナから新たに日本にとって不愉快なニュースが入って来た。

 それは、ウクライナ外務省がこれまで支援を受けた国に感謝の意を表する動画の中に、日本が含まれていないことが分ったのだ。公式ツィッター・アカウントで「困難な時期に支援してくれたパートナーに心から感謝しています」との言葉とともに、アメリカなど31カ国に支援への感謝の言葉が述べられていたという。しかし、日本の物質的、精神的な支援に対する感謝の言葉はなかった。

 確かに欧米諸国に比べれば、支援の規模は小さいかも知れないが、それでも日本は、自衛隊機で物資や食料を送り届けているし、駐日大使に日本人が集めた支援金を届けもしている。さらに、まだ少数ではあるが、ウクライナから避難民も受け入れている。ウクライナ政府は、もう少し日本の好意に対して素直に有難いならそのように表現すべきだと思う。

 さて、昨日行われたフランス大統領選挙の決選投票で、現職のマクロン大統領が対抗馬の極右政党「国民連合」ルペン氏を前回に続いて破り当選した。マクロン氏とルペン氏の得票率は、58.54対41.46で前回より差が狭まったが、今後5年間マクロン氏が再びフランスを率いることに決定した。

 それぞれ相手の欠点を突いて揺さぶりをかけていたが、最大の対立点は、マクロン氏がロシアとの対話路線をとってはきたが、侵攻後は制裁強化にも積極的な姿勢を示し、ロシアからの石油を禁輸する決定を下した。一方、ルペン氏は禁輸すれば国内に物価上昇を招くとして制裁に反対した。ルペン氏は前回も極右のイメージが強かったが、NATOとロシアは戦略的接近を主張して極右のイメージは、やや薄くなっていた。しかし、かつては、プーチン氏を敬服すると語っていたせいもあり、ロシアへ強い態度は示さなかった。この辺りがマクロン氏を追い越せなかった原因ではないか。

 ところで、昨日あたふたと東京医療センター膠原病内科に予約を入れて、今日診察してもらうために出かけた。正確な時間の予約ではなかったので、随分待たされたが、採血、X線検査を済ませて女医さんに診察してもらった。これまで安定していたCRPが一気に上がったのにはびっくりした。昨晩は左手首辺りが痛み、それが今朝まで続いていたが、幸い昼頃には自然と消えた。痛む場所が移動するので、不思議な感覚である。女医さんからは「偽痛風」と診断され、痛み止めの薬を服用することになった。とにかく痛みは去ったが、相変わらず左手に力が入らず、不自由である。明日にでもこの結果を松本整形外科医にお話して対処法を伺いたいと思っている。連日身体がだるいような感覚が残り、食欲も幾分なくなったのがやや気になる。

2022年4月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com