5340.2022年4月4日(月) 若大将・加山雄三の3時間SP番組

 今日は真冬の気候になるとの予報通り、朝から1日中雨が降り続き確かに寒かった。今日の最高気温は、北海道の札幌でさえ℃14.2であるのに東京が℃9.8と正に真冬の寒さだった。区役所へ用足しに出かけることもウォーキングも止めてしまった。家の中に籠り切りだったのも久しぶりである。暇つぶしに一昨日の晩にNHK・BSで若大将・加山雄三をテーマにした番組「永遠の若大将」の録画を2部構成で1時間半ずつ、3時間分を一気に観てしまった。

 加山は湘南・茅ケ崎市に居住していたことや、海が大好きだったことから彼の楽曲は、海を唄っている歌が多い。かつて茅ヶ崎海岸に沿って目につくホテルがあった。父親の上原謙とともに投資していた加山が、ホテルの倒産によって多額の借金を負ったことはその当時大きな話題となった。その「パシフィックホテル茅ヶ崎」内のボーリング場で何度か、鵠沼に住んでいた頃父や兄弟たちと一緒にボーリングを楽しんだことがある。その意味でも若大将・加山雄三には親しみを覚えていた。

 ビデオの第1部は「復活若大将」と題した、2019年脳梗塞で倒れ退院してからリハビリを続けた後に、昨年12月に日比谷で行ったライブショー実現に至るまでのリハビリ・復活記録だった。長いリハビリの途中ではあったが、コロナ禍の中でファンの目の前で歌いたいとの強い思いで、ライブショーにこぎつけるまでの努力の過程を映し出していた。脳梗塞の影響がまだ残っており、ステージではステッキや、椅子に頼ることも多く、声も絶頂期に比べれば、物足りない気もしたが、こればかりは無理もない。この前後に文部科学省から「文化功労者」として受勲もした。とにかく彼の歌は、難しい歌詞もなく、メロディーも口ずさみやすい。ヒット曲も数多い。

 ビデオ第2部は、「77歳の武道館」と題して喜寿を迎えて武道館で開かれたライブ・コンサートの一部始終を伝えていた。知っている加山の曲を、次から次へと歌っては満員のファンから拍手喝采を浴びていたし、加山のトークもそれに応えていた。。♪君といつまでも♪、♪お嫁においで♪、♪旅人よ♪、♪海 その愛♪、♪ぼくの妹に♪等々、ヒットした多くの楽曲を歌った。彼は、これまでに珍しいほど多くの大災難に遭ってどん底に突き落とされているが、逞しく立ち直ったのは、強い負けず魂と歌への愛情があったからだろう。特に前記ホテル倒産に伴う多額の借金、スキー場で雪上車に押しつぶされて重傷を負ったこと、そして歌にまで唄った愛用船「行進丸」の火災災難など数々の不運に遭遇していることだ。

 シンガーソングライターの奔りとして恵まれた作詞と作曲の才能に加えて、ピアノとギターなどをこれほど多彩に操る歌手はそうはいない。ある意味で天賦の才を持って生まれたと言えよう。観ていて楽しかった。

 しばらくしたら、またビデオで加山雄三の歌を聴いて楽しみたいと思っている。

2022年4月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com