5319.2022年3月14日(月) 戦力に勢いが衰えた?ロシア軍

 昨夜雨が降るとは思っていなかった。今朝起きて外を見ると満開だった白梅の花が大分散っていた。1羽だけ鶯が飛んできたが、鳴かずに飛び去ってしまった。今年も「ホーホケキョ」の声を存分に耳にすることもなく、弥生の季節は去ってしまうのだろうか。今日都内の気温は何と24.1℃だった。5月中旬の陽気である。外出するのにジャンパーは身に着けなかった。これから日一日と暖かくなるのだろう。

 陽気に誘われ、久しぶりに通いつけの森内科へ診察に訪れ、森医師に東京医療センターで診断された、回復見込みはないと言われた変形性関節症についてお話ししたところ、確かに高齢者に特有の症状ではあるが、このまま陽気が良くなれば、少しは回復するのではないかと言われて、幾分気持ちが救われたところである。

 さて、このところロシア軍のウクライナ攻撃が脚光を浴びているが、どうやらロシアの戦略も壁に突き当たっているようだ。プーチン大統領も思惑取りの戦いとはならず、少々イラついているようだ。そこにはロシアの「ウソ」が広言され、それが片端から暴かれていることがある。特に、ロシアがアメリカはウクライナ国内で生物兵器の研究をしていると主張したが、アメリカがウクライナ国内に支援する研究施設があることは確かだが、研究目的が違うと反論した。また、戦火の下で救助された妊婦をモデルの演技と身勝手に主張していたが、その数日後に妊婦は出産した。世界中にそのニュースが配信され、ロシアのフェイクニュースであることが裏付けられ、ロシアの報道の信憑性が疑われ出した。このところやや鳴りを潜めているが、かのハッカーとして知られる得体の知れないアノニマスが、ロシアの前途に不穏な兆候を感じると言い出した。

 実際ロシアの作戦は中々思うように行かなくなってきた。首都キエフを電撃的に制圧することを目指したロシア軍だが、苦戦している。ロシア軍が苦戦する理由として、アメリカ国防総省の高官は、①ウクライナ軍の戦略的な抵抗、②ロシア軍の経験不足で、兵站面で顕著に表れ、補給に手が回らず、燃料や食料不足に陥ったこと、③軍内部の連携不足、の3点を挙げている。そこへロシア国内から不安な材料が表出しつつある。まだ、各国による経済制裁の効果は充分とは言えないまでも、ルーブルの価値は大きく下落し、世界的なクレジット・カードが使用出来なくなったことによる支払い上の不便さで市民生活が大分影響を受けているようだ。

 今後ロシア軍が制空権を完全に掌握できるかということと、ウクライナへの欧米からの支援ルートをロシアが抑えられるかが、ロシア軍が優位に戦える要因になるであろう。ただ、日に日にウクライナへの国際的な物心両面での支援が今後も継続されるかということと、ロシア国内のロシア人が真の戦争実態を知り、彼らがプーチン政権に反する行動を取ることが出来るかどうかが、事態が変わる材料ともなるだろう。

2022年3月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com