5313.2022年3月8日(火) 疑念とウソで固まったロシアと中国の言動

 今朝は小雨交じりで寒かった。幸い満開となった白梅に小鳥のつがいが飛んで来た。待望の鶯かと思ってホーホケキョと鳴くのを待っていたが、一向に鳴いてくれない。よく見たら鶯ではなくオナガだった。暫くして飛び去ったが、これから鶯がやってくるのを楽しみにしたいと思う。

 3日後の11日は東日本大震災が襲ってからちょうど11年になる。最近現地の復興の様子をテレビでよく観るが、昨日福島原発の所在地でもある双葉町の避難者の現況を伝えていた。この町にはかつて道路上の入口に、大きく横断看板に「原子力 明るい未来の エネルギー」とのモットーが書かれていた。そのモットーを考えたのが当時小学6年生だった。モットーを考えた男性は、現在46歳で2人の子どもの父親となり、気持ちは複雑なようだ。現在は茨城県に移住避難しているが、可能なら再び元の被災した自宅があった場所で暮らしたいと思っている。そこで自分の考えたモットーを次のように考え直した。「原子力 破滅?の未来の エネルギー」とした。複雑な胸の内に堪っていた原発に反対する気持ちを吐露したものだと思う。

 さて、今日もウクライナ戦線は、都市部を中心にロシア軍の攻撃が激しいようだ。一方、ウクライナ軍の反撃も鋭く、そのため多くの死傷者が生れている。ロシアの最大のターゲットは、ゼレンスキー大統領をあわよくば殺害して失脚させ、その後に傀儡政権を樹立することである。欧米諸国もその点を配慮して、ゼレンスキー氏にキエフを脱出して亡命政権を擁立することを提案しているようだが、ゼレンスキー氏自身がキエフから脱出する気持ちはないと断言している。このところロシアの公式発言に虚偽が多く、公式発言ですら信用されなくなっている。例えば、今両国で一般住民が退避するために、「人道回廊」を作ることを話し合っている最中であるが、ロシアが作った5本の回廊の内、4本がロシアへ向かうルートだというから、呆れるばかりである。避難民にウクライナからロシアへ脱出したと言わせるつもりのようだ。3回目の停戦交渉も成果がなく、戦争はこのままずるずる長引くのではないかと懸念されている。

 ロシアへの制裁強化は、確かにロシアにボディブローとして効いているようだが、ロシアの原油を西側で購入しなくなったことにより、反作用も出ている。日本はもとより、欧米諸国でも原油価格が高騰し、株式市場は値下がり続きである。このままの状態が続いたら一体どういう現象が起きるのだろうか、気になるところである。ところが、輸出出来ずに困っているロシアの原油については、中国が助け舟を出し、輸入することを検討している。また、今晩マクロン・フランス大統領、ショルツ・ドイツ首相、そして習近平・中国国家主席がリモート会談を行ったが、その席上マクロン大統領、及びショルツ首相が習主席にロシアへ制裁を持ちかけたが、習主席ははっきり反対した。中国とロシアは善悪に捉われず、常に運命共同体なのだ。

 新型コロナウィルスもやや下がったが、依然として感染者は高水準である。世界ではコロナ感染による死者が、昨日6百万人を突破した。ウソ報告に塗れた中国の死者は、4,636人であり世界一の人口を誇る国としては異常に少なく、日本の25,068人より遥かに少ない。

 非常識な言動とウソで身体を塗りたくった中国のようなモラル劣等国のことは、もうどうでも好いか。

2022年3月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com