5310.2022年3月5日(土) ウクライナへ支援の声、ペンクラブを通して発信

 今日は暖かいと思っていたら関東地方で「春一番」が吹いたと気象庁が発表した。昨年より1か月遅いということである。しかし、ウォーキングしていても風があり、真面に受けると襟を立てざるを得なかった。幸い遅れて開花したわが家の白梅も、今や満開で僅かながらも見事な日本の美を見せてくれる。

 今日も朝からウクライナに関するニュースで持ち切りである。特に懸念されているのは、昨日ロシア軍が制圧したとされるザポロジェ原子力発電所に点火されれば、かつての大原発事故を起こしたチェルノブイリ原発の10倍もの被害が及ぶとされる警戒情報が伝えられたことである。世界中から非難を浴びながら、それでもなお破壊的暴虐行為を命じる平常心を失っているプーチン大統領に制止アドバイスする側近がおらず、この数日怪しげなプーチン暗殺説まで囁かれるようになった。ウクライナのゼレンスキー大統領の暗殺計画もこの1週間に3度もあったと報じられているが、アメリカの共和党有力議員のリンゼー・グラム上院議員が、「ロシアにブルータスはいないのか? この状況を終わらせる唯一の方法は、ロシアの誰かがこの男を抹殺することだ」とSNS書き込みをした。これには、即座に駐米ロシア大使が、政府の目標を達成するためにテロを呼び掛けるとは信じられないと厳しく抗議した。語弊があるが、仮に一般市民が暗殺計画に言及するならまだしも、今や戦争に一触即発の国家を代表する国会議員が、公に殺人をけしかけるとは正気の沙汰とは思えない。だが、現実には、第一線ではこんな危険な会話が交わされる事態となっているようだ

 臨戦状態は一向に収まる気配がなく、現場では戦闘は益々エスカレートしている。両国が相手国を非難している中で、プーチン大統領はショルツ・ドイツ首相との電話対談で、ロシア軍がウクライナの都市を空爆したことを否定したと伝えられたが、都市のテレビ塔にミサイルを的中させた映像は、テレビで誰もが観ているロシアは、ウクライナ政府広報はプロパガンダをやっている揶揄していたが、ロシアこそ事実を否定するプロパガンダをやっているではないか。

 世界中からロシアの残虐行為を非難する声が聞かれるが、未だにロシアはこれらに聞く耳を持とうとしない。

 さて、今朝日本ペンクラブから、桐野夏生会長名で国際ペンクラブが「世界の作家のウクライナに関する声明」に関する以下のメッセージについて賛同して欲しいとメールが届けられた。

 「私たちは団結して、平和を求め、暴力を煽るプロパガンダをやめるよう求めます。私たち世界の作家は、ロシア軍がウクライナに対して行っている暴力に驚愕し、流血の終結を緊急に求めます。

 私たちは、ウクライナの人々がモスクワの干渉を受けずに自国の忠誠と歴史を議論する権利を認めようともせず、プーチン大統領が無意味な戦争を行ったことを非難するために団結します。
 私たちは、作家、ジャーナリスト、アーティスト、そして最も暗い時間を生きているウクライナのすべての人々を支援するために団結します。私たちはあなた方の側に立ち、あなた方の痛みを感じています。すべての個人は、平和、表現の自由、集会の自由の権利を持っています。プーチンの戦争は、ウクライナだけでなく、世界の民主主義と自由に対する攻撃です。
 自由で独立したウクライナなくして、自由で安全なヨーロッパはありえません。平和が勝利しなければなりません」。

 上記声明に対して直ちに賛同する旨送信した。小さな声であるが、日本ペンクラブから国際ペンクラブを通して私の気持ちもウクライナ、及び世界の国々へ伝えられる。

2022年3月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com