5307.2022年3月2日(水) ロシアとウクライナに纏わる話題

 小春日和の陽気に誘われたか、わが家の白梅が大分花を咲かせるようになった。庭を眺めると何となく心が休まる。3日前に駒澤公園の一角でほんの1枝だけ開花していた河津桜のその後の様子を確認に行ってみたところ、何とこの暖かさに触発されたのかかなりピンク色の桜の花が見られた。三分咲というところだった。これから毎日様子を見に行ってみようかなと思っている。

 さて、昨日の本ブログにちょっと取り上げた一件に、世間知らずの安倍晋三元首相が、非核3原則のわが国で核共有について検討してみてはどうかと述べたところ、待ってましたとばかりに早速今日参議院予算委員会で、極右政党「日本維新の会」議員が、非核3原則を見直す議論を始めるよう要求した。昨日岸田首相が否定したばかりである。この話題に直ちに長崎被爆者団体から不満が述べられた。先にロシアがウクライナへの侵攻の最中にプーチン大統領が核戦争も辞さないと誤解されかねない発言をして、世界中から核戦争への反発が出ている矢先のことである。夏の参院選に向けて保守票獲得のためのアピールだと、維新幹部は軽々しく語っているが、一体彼らは何を血迷っているのか。「核」をネタに議員数を増やそうとの考えは、とても正気の沙汰とは思えない。日本維新の会は、原爆被爆者の気持ちを慮ったことがあるのだろうか。

 また、ウクライナに関してこんなこともあった。駐日ウクライナ大使館が、ロシア軍と闘う日本人義勇兵を募集した。これに対して即座に70人から応募があったそうだが、その内50人が元自衛隊員だという。これに対して日本政府は、ウクライナ大使館に在ウクライナ日本人の避難勧告を出している状況から自制を促した。外国大使館が駐在する国で、自国のための行動にそこの国民に協力を求めるようなことは、あまり耳にしたことはない。ウクライナ大使館は藁をも掴む気持ちでそこまで追い込まれているのだろうか。

 ロシアのウクライナ侵攻はとても許せないが、このところテレビが伝える諸々の戦争ネタには限りがない。今更プーチンの人格や人となり、ロシア人の3分の1はウクライナ人、プーチンの持病、戦後のプーチンの立場等々、数え上げたらきりがないほどである。昨日行われた停戦交渉は進展しないままお開きとなり、今日改めて交渉を行われるようだが、両国の言い分や条件がまるでかけ離れており、我々から見てもこれではとても妥結の期待は持てないと思う。いつになったら収束するのか、もうひとつの収束期待の新型コロナウィルスとともに、期待半分、落胆半分の気持ちで見守るしかない。

2022年3月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com