5390.2022年2月13日(日) 将棋の藤井聡太4冠が最年少で5冠に

 時には「天才」というものが現れて来るのだなぁと感に堪えないのが、昨日将棋の王将位を獲得した藤井聡太4冠である。これで新たに「王将」という権威ある冠を得て5冠になった。これによりビッグタイトル8冠の内、藤井王将が5冠を手中にしたのである。しかも渡辺明王将を4戦ストレート勝ちしたというからその実力はとても並みではない。残る3冠は、渡辺明棋王が、名人と合せ2冠を、残る1冠を永瀬拓矢王座が持っている。藤井5冠は、まだ19歳6か月で史上最年少である。これまでに5冠を果たしたのは、故大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人、近所に住む羽生善治九段に次いで4人目であり、長い将棋史の中でも過去に僅か3人しかいない。その中で最年少というのだから桁外れの実力棋士である。大山名人が5冠を獲ったのは、39歳の時だったというから、藤井王将がいかに若くて才能があるか想像出来る。普段将棋はやらないので、あまり詳しいことは知らないが、次に目指すタイトルは今秋の王座である。

 さて、急拡大していた新型コロナウィルスの感染拡大は多少減少傾向に入ったようだが、相変わらず難題を呈示している。重症者数が急増しているので、その受け入れが難しい。感染者と判ってもすぐに入院と言うわけに行かない。自宅療養のケースが増え、病棟は重傷者を優先的に受け入れているので、救急車も新規感染者を病院に搬送しても思うように入院させてもらえず、苦慮しているようだ。

 水際防止対策で外国人の入国も制限しているため、別の問題もいくつか発生している。外国人留学生の入国を求める国内外からの声の他に、ビジネス関係者や技能実習生の入国を求める声が経済界からも出ている。日本に留学しようとしている外国人は、実に14万7千人もいるという。特に、ベトナムでは日本へ入国出来ない技能実習生が実に5万人もが待機している。彼らは2020年3月以来入国出来ない状態で、これは日本の労働現場にも人出不足という影を落としている。そこで政府は、来月からビジネス関係者や留学生らを対象に、外国人の入国制限を段階的に緩和する方針を固めた。

 しかし、いくら入国制限を緩和してもコロナ禍が収まらなければ、再び制限を強化することも考えられる。今はワクチン接種を加速させ、ひたすらコロナが消えることを願うより他に手はない。

 それにしても日本でコロナによる死者が2万人を超えているのに、あの14憶人の人口を有し、コロナ発症の地でもある中国で、昨年9月15日に1人死亡して以来、ほんの3日前に2人の死者が出ただけで全中国人の死者が5千人足らずとの報道に驚いている。ここにも中国が公表する数値がフェイクで、信用出来ない理由のひとつがあるような気がする。また、このジョンズ・ホプキンズ大学の統計資料を鵜呑みにして、諸外国もメディアも疑問を感じないものなのか。

2022年2月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com