5347.2022年1月1日(土) 新しい年・令和4年を迎えて

 あけましておめでとうございます。

 一夜明けて新年を迎えることになった。令和4年の幕開けである。令和になってから新型コロナウィルス感染で、新天皇、皇后も国民と接する機会がほとんど失われ、令和の出足は国民にとってのみならず、お気の毒にも皇族にとっても歓迎される年とはならなかったようだ。果たして今年はどんな年になるだろうか。

 昨大晦日の晩は、年越しそばを食べ、4か月ぶりにビールを飲んで、例年通り最後まで「NHK紅白対抗歌合戦」をところどころ民放番組を覗きながら観ていた。大トリだったMISIAの声と声量が素晴らしく強く印象に残った。数日前に本ブログに書いたように、終戦直後にスタートしたこの紅白対抗歌合戦も、そろそろ過渡期に差し掛かっている。ジェンダー平等時代にあって男女の差を殊更意識し、差別化しようというのも今では時代遅れとの声もある。実際昨晩は「紅」「白」と男女の採点はしていたが、番組の内容、司会者の進め方などでは、紅白を意識させないよう「カラフル」として、「男の白組」「女の紅組」専属司会者を置かなかった。これからも議論を重ねてジェンダー時代に沿った番組作りが行われていくのだろう。

 さて、一夜明けて東北、西日本地方の日本海側が猛烈な豪雪に襲われているようだ。航空便がかなり欠航した。その一方で東日本沿岸は空一杯に青空が広がる快晴で、加えて午前中はほとんど無風状態だった。テレビで観る富士山はすっぽり雪を被り、神々しい。北原白秋作詞の母校・湘南高校の校歌は、♪秀麗の富士を高く 西に仰ぐこの丘~♪という切り出しだが、小高い図書館から西方を望むと富士山がよく見える。我が家の2階からもかつては富士を望むことが出来たが、何年か前に視界を遮るように高層マンションが建設され、富士山は見られなくなってしまった。この陽光に誘われたのか、隣家のご主人がベランダのベンチで日向ぼっこをしていたくらい穏やかな元旦である。

 午後届いた年賀状にいろいろ思いを馳せながら目を通して心が温かくなった。だが、残念ながらやはり今年は昨年より枚数が減った。いくつかの賀状にも、高齢の80歳になったから来年以降は辞退したいと書いてある。良し悪しはあるが、個人的には年賀状を書くことは、高齢化対策のひとつでもあると思っているので、惜しい気がしている。

 さて、我が家でも10年ほど以前に次男が結婚して家を出て以来、妻と2人だけの高齢者家庭になった。妻は昨年喜寿を迎えたが、私は今年7度目の年男である。われわれ寅年生まれの人口は、今日現在で全国に男性が499万人、女性が526万人で、計1,025万人いるという。日本の総人口1億2,545万人の8.2%を占める。われわれ昭和13年寅年生まれからその前の昭和元年生まれになると生存者がぐっと減っている。やはり高齢期に入ると12年後の年男を待たずに冥界へ旅立つ人が多いのだ。これから8度目の年男になれるかどうかは、「神のみぞ知る」であるが、それを切り抜けて行くには、健康管理が最も大切である。今年も心したいと思っている。

 今年も前向きに取り組みたいことがある。今執筆中のドキュメントを、出来れば1~2年後には上梓したいと考えている。出来るかどうかは、正確でプライベートな資料を得られるかどうかに掛かっている。上梓出来れば、かなり評判を呼ぶだろうと取らぬ狸の皮算用を目論んでいる。正月の初夢とならぬよう慎重にことを進めたいと考えている。

 今日からの1年間365日を無事に、楽しく生活していくには、何といっても健康が第1である。これだけは今まで通り予防医学を頭に無理をしないで行動したいと思っている。

2022年1月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com