5292.2021年11月7日(日) コロナ感染、未だ世界で衰えず。

 日本では新型コロナウィルスの新規感染者数が徐々に減って、このままの傾向が続けば、いずれコロナ禍から解放されるとの声がある。一部の専門家も来年1~2月ごろに第6波が襲来する可能性があるが、それさえ切り抜けることが出来れば大丈夫だろうと語っている。

 ところが、世界にはワクチン接種率が上昇しても一時縮小したコロナ感染者がここへ来て急速に拡大に転じた国々がある。主にヨーロッパ諸国である。気候が同じであるうえに陸続きであることから、自国内でいかに感染防止の手を打っても空気感染は防ぎようがないようだ。ヨーロッパが感染の震源地になりつつあると世界保健機関(WHO)でも懸念している。特に、バルト諸国や中東欧の新規感染者数は、日本の人口に換算すれば、1日12万人を超える状態だそうだから、日本の500倍くらいで、極めて危機的状況にある。我々がテレビで現地の様子を観ていると、彼らには群れる習性があり、会えば身体をハグするということと、マスクを着用したがらないことに大きな原因があると思う。イベントや、街の集会場、飲食店などで見る彼らの行動は、ソーシャル・ディスタンスなんて眼中にないようだ。行政も少しでも明るい兆しが見えると直ぐに厳しい制限を解除する。これはアメリカについても同様である。

 その点で日本では2回終えたワクチン接種率が72%を超え、どこへ行ってもマスクを着用している人の割合が100%近い。それで政府は、日本の現状から海外からの入国者への制約を緩和する意向で関係国へ通達した。我々ももう2年間友人たちと集まる機会がなくなり、寂しく思っているが、このまま減り続けて2年前以前の状態に1日も早く回復してもらいたいものである。

 さて、母校湘南高校が今年創立百周年という記念すべき年を迎え、当初はいろいろ記念行事が検討されていたが、コロナのためにほとんど中止、或いは規模を縮小して開催されると聞いていた。それが今月3日付毎日新聞神奈川版や、他のメディア、人伝によって、前日2日に横浜市内の神奈川県民ホールで母校創立百周年を祝う記念式典が開催されたことを知った。コロナ禍のため収容人員は1/2の1,200名に抑えられ、全校生徒、教職員ら関係者が出席し、黒岩祐治・神奈川県知事も出席され祝辞を述べられた。ブラスバンドと弦楽部の現役・OBと、神奈川フィルハーモニー・オーケストラによる演奏が評判良かったと聞いている

 小学生時の母校・幕張小学校も今年創立150周年を迎えたが、祝典・祝行事はすべて中止と伺った。コロナさえなければ、多くの卒業生が出席出来たのにと思うと、今更ながらコロナが恨めしい。

2021年11月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com