5279.2021年10月25日(月) 真子さま、一昨日誕生日、明日結婚

 一昨日30歳の誕生日を迎えられ、明日結婚される秋篠宮家の真子さまが、仙洞坂仮御所を訪れ上皇、上皇后ご夫妻へ結婚の報告された。普通なら誕生日、そして結婚式とあれば二重の喜びであるが、真子さまはお気の毒にお祝いの式を挙げられない。上皇ご夫妻にとって初孫である真子さまが結婚式もお祝いの儀式行わず、ニューヨークへ向かわれることに美智子上皇后は、お心を痛められ殊の外寂しく思われているという。

 真子さまは明日結婚届を提出して、「小室真子」の名で旅券を申請し、その後アメリカのビザを申請し、ビザ発給後にアメリカへ向けて旅立たれる。いろいろ騒がしかった周辺の話題はともかく、これ以上あまり関らないでそっとしてあげたいと思う。偶々テレビ・ニュースで上皇の妹で、真子さまの大叔母に当たる島津貴子さんが結婚された後の様子を伝えていたが、結婚2年後に銀行員だった夫の転勤に伴いアメリカ生活され、同地で生活を侵害されることなくのびのびと暮らしたそうだが、真子さまにもそのような静かな生活が送れるよう願っている。

 さて、このところ中国にまつわる大小の問題が、国際的に注目を集めている。外交・防衛では台湾問題がアメリカをはじめ、ヨーロッパ諸国からも「ひとつの台湾」政策を認めながらも、中国政府の意図とは相容れない行動に中国も頭を痛めているようだ。それが、中国に国内で軍隊による上陸訓練を行わせ、近い内に台湾へ上陸侵略する前兆ではないかとの疑念を与えている。その他に新疆、チベット民族に対する人権抑圧、日本近海でも尖閣諸島海域への領海侵入や、一昨日津軽海峡をロシア艦とともに艦隊が通過して太平洋岸を南下するなど刺激的で理不尽な行動が目立つ。

 今年に入ってから、習近平国家主席が権力の基盤が固まったと確信したせいか、「共同富裕」(共に豊かになる)なる言葉をキャッチフレーズに、建前として「富の平等」を打ち出した。その最も効果的な方法として格差の是正、そしてその手段として不動産市場の改革を目指した。不動産価格が高騰して富を蓄積している不動産業をやり玉に挙げたのである。大手不動産企業・恒大集団もその標的とされ、借金してまでも大幅な投資をしていた同社に債務の返済を求めた結果、資金繰りに困った恒大は建設工事を中止せざるを得ない苦境に追い込まれ

 そして中国政府は、不動産税の導入を決めた。元々中国の土地は基本的に国家の所有物であるために、土地を購入することは出来ず、土地の使用権を国から購入して建物を所有している。従来は、固定資産税は課されていなかった。それを当面5年間の期限付きで、一部都市に限定して固定資産税を課税しようというのである。この発想は、前記のように富裕層による投機や、不動産会社の乱開発により価格が高騰して社会問題化した経緯がある。これを習主席は、敢えて「共同富裕」と称して表面的には低所得層に安心感を与えながら富の格差を是正しようというのである。当然国内に反対意見も強いと思われるが、敢えて固定資産税を立法化することによって一部の高額所得者の反対を抑えつつ、低所得者層から支持を得ようというのであろう。

2021年10月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com