糖尿病が快方に向かっている。今日糖尿病クリニックでHbA1cの数値を調べてもらったところ、糖尿病にとってあまり良くないとされているプレドニン錠を増やしたにも拘わらず、数値は6.8と言う結果だった。まだ安心出来る数値ではないが、医師も大分回復に向かっていると仰ってくれた。もう少しの辛抱だと思う。
さて、今日は誰もが知るニューヨーク同時多発テロ勃発から20年目になる。あのテロでは日本人24人を含めて、3千人近い人が犠牲となった。先日来断片的に被害者と遺族のドキュメントをテレビで放映しているが、いつ観ても納得出ず、実行テロリストらに憤りを覚える。
20年前の今日、偶々桐ケ谷葬儀場で義母の葬儀執行の折、控室で待機している間にテレビでこの生々しい惨劇を観て、あまりの衝撃的シーンに強いショックを受けた。こんなこともあるのかと驚いた。
その一方でそれまで海外各地で頻繁に起きている反米テロを時系列的に調べていて、そろそろ反米テロらしき事件がどこかで起きるころではないかと密かに気になっていた。加えてその1年半前にパキスタンからアフガニスタンへ向かう国境カイバル峠に近いランディ・コタールの商店街で、トラックから銃砲類の武器の積み下ろし作業中の現場を見て、一瞬首を傾げた。それらが重なり合って、その時近い内に反米テロがどこかで起きるのではないかと漫然と考えていた。葬儀場で衝撃的な場面を目にした時、カイバル峠でそれとなく感じたテロ予感が、この旅客機が世界貿易センタービルへ突入した場面と重なった。何となく予感らしいことが、現実に起きたと言える。
この辺りの流れの一部始終については、今年上梓した「八十冒険爺の言いたい放題」に紹介したところだ。アフガニスタンについては、暫定政権が発足したようだが、国内は依然として混乱し、この国がこれからどこへ向かうのか分からない。タリバンが再び政権を握ったが、無政府状態に近いと言っても好い。各国はアフガン政府を、正式に承認していないし、経済制裁を課した状態であり、国民の生活は極めて厳しいものとなっている。
さて、その中で、米中対立が露骨になってきたが、こんな情報がネット上に載っていた。世界の軍事力をランク付けするグローバル・ファイヤーパワー誌が公表した世界各国の軍事力順位は、次の通りである。意外だったのは、日本が世界で5番目の軍事大国になっていることであり、兵力で遥かに優れた韓国を追い抜いて第5位にランクされている。(但し、韓国の兵員が多過ぎるので、別途調べたところ2018年は、62万5千人だった)
1.アメリカ 兵力 226万人 軍事予算 7,500億㌦
2.ロシア 301 〃 480 〃
3.中国 269 〃 2,370 〃
4.インド 354 〃 610 〃
5.日本 30 〃 490 〃
6.韓国 368 〃 440 〃
7.フランス 45 〃 415 〃
8.イギリス 27 〃 551 〃
9.エジプト 92 〃 112 〃
10. ブラジル 167 〃 278 〃
現状では、保有戦力、軍事予算すべてにアメリカが圧倒的な戦力を有しているが、その群雄割拠の中にあって兵力が極端に少なく、憲法で戦力の保持を認められていない日本が、5位にランクアップされた原因として、空母4艦、駆逐艦40隻を保有していて、これがアメリカに次いで世界で2番目の戦力と見做されたかららしい。更に44の漁港が軍事用に緊急使用出来る可能性があり、これは世界一だというのである。軍隊ではない自衛隊の力がいつもの間にやら、世界でも屈指の軍事力を有していると評価されたことに戸惑いを感じる。これをアメリカに利用され、何かと準有事の折にはアメリカの言いなりに利用され、これがアメリカ軍アフガン撤退の後、自衛隊機がわざわざ現地へ到着していながら、「子どもの使い」にしか過ぎなかった原因のひとつだと思う。
それはそれとして、今や正面切って戦いという場面より、目につかない場所で相手国に仕掛ける、ゲリラ的戦法が行われている。アフガン戦争ではアメリカは果敢に攻撃をしかけたが、いつの間にか尻尾を巻いて同盟国を裏切りトンズラしてしまった。前記の軍事力は「絶対的」なものと言えるだろうか。