5223.2021年8月30日(月) 前立腺チェックのためMRI検査

 先日人間ドック受診で、前立腺の腫瘍マーカー(PSA)が昨年、及び一昨年より高いと指摘された。今日はその報告書を携えて泌尿器クリニックを訪ねた。毎年人間ドックの後に診てもらっているが、一昨年、昨年のPSAが7.71、7.772だったのが、今年は9.49となり少々上った。医師は昨年までは要注意と言いながら、経過観察としてそれ以上の治療をすることもなかった。今日恐る恐る相談してみたところ、この数値ならすぐにでもMRI検査を受けた方が良いと、自由が丘駅近くの医療施設・メディカルスキャニング自由が丘を紹介してくれた。

 実は、ここはMRIやCT検査を行っている医療法人社団で医院らしからぬ医院だが、時折その前を通りながらついぞ今までその存在を気にも留めなかった。ここが都内と神奈川県内に22か所もある大きな組織であるとは意外な感がした。クリニックで予約をしてもらい午后1時前にメディカルスキャニングを訪れた。女医の問診を終えてMRI検査のためにシーメンスの医療ベッドで、ガドビストという造影薬を注入され、30分程度なされるがまま仰向けになっていた。結果は書類にして泌尿器クリニックに連絡するというので、その頃を見計らって再びクリニックで今後の治療について相談しようと思う。

 さて、今日は政治家の心意気とか、信念とはこんな程度のものかと落胆させられることがあった。9月末で自民党総裁任期が満了となる。早くも自民党周辺では総裁選と、10月に任期が終了する衆議院議員選挙を睨んで、永田町界隈は一段と慌ただしくなった。菅総裁は、首相として人気低落傾向の中で果たして引き続き総裁選へ出て勝てるのか。若手議員の間では大分懸念されている。すでに、下村政調会長、高市前総務相、岸田前政調会長が次期総裁選への立候補を表明していたが、そのうち下村氏が今日になって立候補を断念すると表明したのである。

 今日菅首相と会見した下村氏は首相から、新型コロナウィルス感染拡大が続いていることから、追加の経済対策を検討するよう指示された。更に総裁選に立候補するなら、政調会長の職を続けるのは難しいのではないかと指摘されたという。そこで下村氏は総裁選に立候補するため、政調会長を辞任することは責任放棄だと悟ったという。総裁より政調会長を選んだのだ。それで立候補を取り下げるという。何と思慮分別のない総裁選への立候補と取り下げの理由だろうか。

 告示が9月17日、投開票は29日であるが、今後誰が立候補し、誰が立候補を取り下げるか予測出来ないが、相変わらず領袖の派閥絡みの駆け引きが行われ、予想外人物が名乗り出て来るかも分からない。所詮表面的には民主化されたシステムではあるが、内部で虚々実々の駆け引きがあるのだろう。岸田前政調会長が出馬宣言をしたことに対しては、すでに二階幹事長が不満やるかたない心境のようである。岸田氏の出馬宣言では、自民党役員任期は1期1年で3年内と謳っており、二階幹事長は幹事長職に就いて6年目に入った歴代最長幹事長だからである。何とも次元の低い総裁選である。日本の総理大臣を選ぶとも言える総裁選でプライドも信念もなく、安易に出馬、辞退を選ぶような人物が名乗り出るとは・・・。

 今日のパラリンピック陸上競技、100mT63 でロシアのプロポロフ選手が優勝したが、ロシアは国家としての参加が認められないため、表彰式では国歌に代わって私の大好きな「チャイコフスキー作曲♪ピアノ協奏曲第1番♪」が、演奏された。ロシア国歌よりよほど格調が高いと感じた。

2021年8月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com