5206.2021年8月13日(金) コロナ新規感染者が1日2万人を超えた。

 今日新型コロナウイルスの新規感染者が20,355人となり、ついに2万人の大台に乗った。東京都内の感染者は5,773人となり、過去最多記録をまたもや更新した。専門家からは非常事態と言われている。昨日感染症対策文科会の尾身会長が、東京都は今後2週間、人出を緊急事態宣言が始まる直前の50%まで減らす必要があると緊急提言をした。しかし、昨日午後3時の対前日同時刻の人出は、渋谷▲24.1%、新宿▲23.7%、銀座▲17.7%、池袋▲5.2%に留まり、とても▲50%には届かない。夜間の8時ごろ盛り場の新宿歌舞伎町で▲15.9%、渋谷センター街が▲26.2%で、これでは切望する▲50%はまだまだ遠い目標である。しかし、菅首相は今夕のぶら下がり会見で、ロックダウンについては改めて強く否定していた。

 神奈川県のコロナ感染者も増える一方で、2日県が緊急事態宣言の対象に加えられたことを受けて、ほとんどの海水浴場が閉鎖された。県内の25の海水浴場の内、藤沢市内の3つの海水浴場だけが営業されたままだった。だが、これら3つの海水浴場も16日に閉鎖されることに決まった。若いころによく鵠沼海岸で泳いだものだが、それも閉鎖され、「湘南の海」が代名詞の藤沢市としては寂しいところである。

 さて、ネットを観ていて「戦没」したオリンピック・メダリストに、慶應OBが2人もいたことを初めて知った。1936年ベルリン大会棒高跳びで西田修平選手と銀、銅メダルを分かち合った大江季雄選手については、西田選手とのエピソードが学校教科書にも紹介されるほどあまりにも有名である。大江選手は、41年フィリピン・ルソン島でアメリカ軍との戦闘中に27歳の若さで戦死した。

 今日知ったのは、32年ロスアンゼルス大会の競泳100m自由形で、金メダルを獲得した宮崎康二選手に次いで2位に入り、銀メダリストとなった慶大生河石達吾選手である。宮崎選手は19歳のゴールド・メダリストとして何かと取り上げられて知名度が高いが、河石選手はあまり知られていない。彼は終戦前に硫黄島で戦死された。享年33歳だったが、気の毒なことに出征後誕生した長男の顔を見ていない。

 ロス大会後河石の誘いもあり、宮崎と200m平泳ぎ銀メダリストの小池禮三は、慶大に進学した。因みにロス大会では、日本が競泳で獲得した5個の金メダルはアメリカと同数で、銀、銅メダルは日本より少なかった。これがアメリカ水泳界に大きなショックを与えたと言われている。それほど日本チームの敵地での活躍は目覚ましかった。或いは、この空気感が、「アメリカ、何するものぞ!」とクソ度胸に火を点け、その5年後無謀な太平洋戦争に突っ込んで行った遠因にもなったのではないだろうか。

 今日は朝から広島県に大雨特別警報が出され、九州北部から中国地方の広島県で記録的な大雨になった。午後には三次市の江の川上流が氾濫した。九州では長崎県雲仙市、熊本県天草市の降雨量が最多記録を更新し、土砂崩れなどが起きた。その他に北陸地方でも土砂災害警戒情報が発表され、各地で避難指示が発令された。当分日本列島は雨模様のようだ。東京も朝から雨が間断なく降り続いている。そういえば、今日が好い日であるわけがない。呪われる「13日・金曜日」である。

2021年8月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com