5205.2021年8月12日(木) コロナ感染者、連日の過去最多

 2日に慶應病院で受診した人間ドック検査の結果、若干便潜血反応が表れた。総合的に検査項目について説明してくれた医師から、便潜血の基準値としては(-)が望ましいところだが、(3+)だったので、専門の消化器内科の医師に相談するよう勧められ、今日同病院消化器内科へ相談に出かけた。消化器内科医師から一昨年にも同じ数値、症状があり、その時大腸の内視鏡検査を受けポリープを乗り除いたので、今回もそのようにした方が良いとアドバイスされ、来週改めて内視鏡検査を受けることになった。当分の間医院通いが続きそうだ。

 さて、オリンピックは終わったが、相関関係があると話題になった新型コロナウィルス感染は、その後収束へ向かうどころか、益々その勢いを増している。昨日は、新規感染者が大阪をはじめ、9府県で過去最多を記録し、全国でも過去最多の15,812人が発症した。国内の感染者数は107万1,410人となり、亡くなった人は15,348人である。そこへ今日も昨日に続き、全国の感染者は過去最多の18,890人だった。過去最多の府県は、大阪、沖縄をはじめ、20府県に上った。

 新規感染者数は、前週に比べて全国で1.33倍に増加している。今や東京を中心に全国で重症者が増え、病床数の不足から容易に入院出来ず、自宅療養者が増えたことが懸念されている。最近はインド方面で流行ったデルタ株が日本国内でも流行っているようだ。 今日開かれた東京都のモニタリング会議で、専門家から「制御不能な状態」「非常事態」「医療提供体制が機能不全」と危機感を示された。人流は減っていると菅首相は述べたが、統計を見れば、間違いなく増えている。特に、新宿、渋谷など繁華街では増えている。

 かつて菅首相は国民の4割がワクチン接種を1回終えると感染者が減少すると述べたが、すでに先月30日に国民の40.2%が1回目のワクチン接種を済ませた。ところが、現実には感染者は減少どころか、増加する一方である。デルタ株などの流行で「出口戦略」が見えなくなったが、首相は荒療治のロックダウンは日本では馴染まないと否定的に語ったが、思い切って即効性のある短期間だけでもロックダウンを実施しないとこの勢いは止まらないのではないか。街頭でのインタビューを聞いていると、それぞれに言い分があるようで、若い女性のグループは、緊急事態宣言慣れしてしまったので、気をつければ心配ないなどと無責任、無頓着なことを喋っていたが、ある中年男性は、ロックダウンどころか、戒厳令でも布かなければコロナの勢いは止まらないなどと述べていた。

 ところで猛暑にうんざりしていた数日前に台湾周辺に台風が3つも発生したと思ったら、今日は豪雨が九州、中国地方を襲い、九州は昨年に次いで何年に1度という規模の豪雨に晒されている。線状降水帯も発生し、避難する人も増えている。明日の天候は、九州地方から北海道を除く北日本まで全域に亘って降雨の予報が出ている。コロナ禍に加えて猛暑、そして豪雨にまで襲われ、今年の夏は、まさに踏んだり蹴ったりである。

2021年8月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com