5102.2021年5月1日(土) 母校・湘南高校、創立百周年を迎える。

 午前10時27分突然大きく揺れた。宮城県沖を震源地とする最大震度5強、マグニチュード6.8の地震だった。JR仙台駅のテレビ画像を観ていたが、かなり揺れていた。ちょうどPCに向かっていたところだったが、10年前の東日本大震災と同じように外の電線が大きく揺れていたので、大事にならなければ良いと願っていた。幸いしばらくして収まったので、ホッとしたところである。世田谷区は震度2だった。

 さて、今日は母校・湘南高校創立百周年の記念すべき1日となる筈だった。しかし、新型コロナウィルスのため祝典は行われず、情報によると高校で在校生だけの内輪の式典が行われるようだ。数年前から創立百年という節目の記念の日を盛大にお祝いしようと校友会などでは楽しく威勢よく話していただけに、中止とは残念なことである。それだけコロナには恨み辛みをぶつけたい気持ちである。

 校史によれば、1921年の今日、5月1日が開校記念日だった。神奈川県では6番目の公立中学校として創立された。あれから1世紀が経過したことになる。文武両道の公立校として、これまで勉学、スポーツ両面で実績を上げてきた。戦後間もない1946年にはサッカー部が国体で全国優勝を成し遂げ、49年には硬式野球部が甲子園で全国優勝を果たした。私はラグビー部主将として、存分にクラブ活動を満喫した。そのラグビー部は奇しくも今年母校の創立百周年と並んで創部70周年を迎えることができた。北原白秋作詞、山田耕作作曲の素晴らしい校歌を同窓会で歌う時などには、作詞に詠われた富士を望む学校近辺の情景が瞼に浮かび、懐かしさも一入となる。これから次の100年へ向けて新しいスタートを切るわけだが、後輩諸君には湘南の伝統と誇りを胸に楽しく想い出に残る高校生生活を送って欲しいと思う。

 コロナと言えば、すでに経済に大きな打撃を与えているが、とりわけ観光業への影響が大きい。2020年度決算が明らかになり、JTBが1千億円規模の赤字を出して日本政策投資銀行に支援を要請した。すでに資本金を1億円に減資して旅行業界最大手ながらも中小企業となり、従業員を全体の約2割に当たる6,500人も減らし、店舗を115店減らす。その意味では、今度の資本支援要請は2度目である。当面厳しい経営を強いられる。

 航空業界、鉄道業界も軒並み厳しい試練を受けている。全日空は過去最大の赤字4,046億円を計上した。日本航空も3,000億円の赤字額計上が予想されている。JR各社や大手私鉄16社はすべて赤字という惨敗ぶりである。中でもJR東日本は、純損失が5,779億円で、国鉄民営化以降初の赤字決算となった。レジャー施設の東京ディズニーランドは、1983年の開業以来過去最低の入園者と営業成績だった。東京証券市場に上場以来初の赤字ともなった。

 その一方で、ソニーがコロナ下の「巣ごもり」を背景にゲームや音楽配信が好調で、1946年の創業以来初めて純利益が1兆円超えの巨額1兆1717億円を計上した。他にもコロナをうまく利用したAmazon、Face・book、Google、Appleなどもアメリカ本体で好景気を謳歌しているようだ。しかし、これらはごく一部であって、ほとんどの企業がコロナにやられていることは事実である。罪作りなコロナである。

2021年5月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com