5065.2021年3月25日(木) MRI検査、五輪聖火リレーとスエズ運河座礁

 今日はまるで関係のない3つの言葉について書いてみたい。

 取り敢えずホッとした。今朝東京医療センターでMRI検査をしてもらった結果、懸念していた化膿性脊椎症の恐れはなくなったようだ。この3日間にレントゲン検査を2度、MRI放射能検査を1度受けたわけであるが、MRIは縦、横、斜めからせき髄を鮮明に診断することが出来ると言われている。今日MRI撮影後に医師から画像を見せてもらいながら説明してもらったが、一昨日レントゲン検査写真では分からなかった部分がかなりはっきり表れていた。骨と骨の間がくっきりとしていて化膿しているような影は見えなかったし、医師もそう診断された。後は整形外科医院で検査した白血球数が多かった懸念であるが、医師は専門の内科で別の原因を調べてもらったら良いでしょうとの診察結果だった。一昨日同様妻が付き添っていたが、顔を見合わせて頷き合ったところである。まだ腰の痛みは依然として残り、薬を服用してしのいでいる。明日はかかりつけの松本整形外科医院に今日の結果を報告しに行くが、今週は何とも慌ただしい病院通いだっただろうか。

 さて、東京オリンピックのプレ行事である聖火リレーが今日から東日本大震災の被災地福島県楢葉町・広野町のJヴィレッジをスタートした。1万人のランナーが全国を巡って、121日間かけて7月23日開催の開会式会場へ向かう。開催か、中止かと国民の気持ちをいらいらさせているオリンピックもいよいよ開催へ向けた盛り上がりが期待される。心配されるのは、新型コロナウィルス緊急事態宣言解除後、新規感染者が減らないことである。

 ついては、今日衝撃的なニュースが2つあった。ひとつは、今日7時過ぎに2度に亘って北朝鮮が1年ぶりに日本海の日本の排他的経済水域外に弾道ミサイルを発射したことである。4月に菅首相が訪米することを意識して、北朝鮮が日米両国に対して北朝鮮へもう少し目を向けろとアピールしているのかも知れにない。それにしても北朝鮮のやることは、いつも人騒がせで国連決議から外れていることである。

 もうひとつびっくりしたニュースは、遥かエジプトのスエズ運河で日本船籍の超大型コンテナ船が座礁して航路を塞ぐ形になり、運河を航行不能にさせたことである。原因は砂嵐による悪天候と視界不良ということであるが、石油、天然ガス、穀物などを積んだ大型タンカーの通り道で仮に地中海から紅海までのルートの不通状態が続けば輸送船はアフリカ喜望峰沖を迂回するルートを取らざるを得ず、その場合1週間ほど余計な日数がかかる。考えてみると随分時間と費用のロスになる。

 近著「八十冒険爺の言いたい放題」に、偶々このスエズ運河への昔の冒険旅行について頁を割いている。カイロからスエズへ急行列車に乗って向かったまでは良かったが、戒厳令下のスエズ市滞在許可証を所持していなかったために検札で車掌に咎められ、終点のスエズ駅で警察に御用となってしまった。翌朝警察仮収容所から脱出して運河へ行き、半年前の第3次中東戦争で破壊された運河を感慨深く見たものである。日本の旧水野組(現五洋建設)のクレーン船が破壊された現場も見た。久しぶりにテレビ画像ではあるが、最近の砂漠の中のスエズ運河の茫洋とした光景を見るにつけ、55年前の破天荒な旅を思い返し懐かしさも一入である。

2021年3月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com