5063.2021年3月23日(火) 緊急事態宣言解除で感染者増える。

 昨日松本整形外科で紹介状をいただき、今朝早々開院前に東京医療センター整形外科へ出かけた。予約を取っていないので、随分待たされたが、ここでも腰回りのレントゲン写真撮影の結果、骨に異常はないが、骨部分以外はレントゲンでは分からないということから明後日改めてMRI検査を受けることになった。まだ闇は消えたわけではないが、一歩闇の解明に近づくのであれば嬉しいことである。

 さて、一昨日新型コロナウィルスに対する緊急事態宣言が全面解除されたが、懸念されていたように新規感染者に増加傾向が見られる。実際今月2日には1週間平均の感染者数が全国で973.3人まで減じていたにも拘わらず、恰も反動するように解除となった21日には、実に1,273人となり30%も増加した。これでは気になる第4波の可能性も考えないといけない。特に増えたのは、地方の自治体で、最も増えた宮城県では最近1週間の人口10万人当たりでは不名誉にも全国でトップとなった。すでに宮城県は去る18日に県独自に緊急事態宣言を発している。東北地方で宮城県に次いで増えた山形県でも、21日に過去最多を記録して緊急事態宣言に追い込まれている。その他にも沖縄、解除したばかりの東京、埼玉、千葉に感染者が多い。

 東京では、新たな問題も生れた。コロナ対応に改正特別措置法に基づいて営業時間の短縮命令を受けた飲食チェーンが、営業の自由を保障した憲法に違反するとして東京都に賠償請求の訴えを起こした。緊急事態宣言に対する抗議、不服従であり、これはこれで慎重に対処しなければならない。ただ、賠償請求金額は、1日1店舗当たり1円で、26店舗4日分で僅か104円である。あくまで損害賠償の請求が目的ではなく、言いたいことを言うと懲罰を与えるようなことが許されるのかと訴えた会社は主張している。

 今回の解除には、経済活動を重視するあまり政府の解除の決断に甘さがあったのではないかとの声がある。加えて花見シーズンを迎えて、外出が増える時期となり桜の名所では自治体が懸命に花見客の動向に目を光らせている。それでも盛り場の夜の外出には歯止めがかからない。中国上海では、花見見物に押し掛けた群衆がマスクも着用せず、押し合いへし合いの有様で、上海ではコロナが沈静化しているのかも知れないが、とても日本では真似してはならない。ところが、大阪梅田では人出は2倍にも増え、名古屋や京都でも89%、福岡天神で73%も増えている。実際テレビを観ていると若い女性たちは、窮屈な自粛生活から解放されて友だちと食事を楽しんでいると話し合っていたり、博多の中洲街の屋台では、関東地方からの若者が「3密」の中で、マスクやフェイス・ガードもなしに楽しそうにラーメンを食べていた。家の中でじっとしていることは、若者たちにとっては難しいようだ。これでは、リバウンドの可能性がかなり高まるのではないかと心配である。一体いつになったらコロナが終息するのだろうか。

2021年3月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com