5029.2021年2月17日(水) コロナのワクチン接種始まる。

 今日は北海道から九州方面にかけて日本海側を中心に暴風雪が襲っている。都内でも外は寒そうで着込んで医院へ出かけたが、帰るころには汗ばむほどだった。寒いのか暑いのか分かり難い。気温の変化も激しい。午後遅くなって東方の空を見上げると紫色の雲が表れ、夕方になって紅色と紫色の神秘的な夕景が見られた。

 今日から医療従事者を皮切りに新型コロナウィルスのワクチン接種が始まった。テレビでは、その手始めに昨年2度の手術をした近所の東京医療センターの医師、看護師が接種している光景が写された。

 全般的に日本ではやや遅れ気味で我々高齢者が接種を受けるのは、4月に入ってからになるが、海外ではかなり進んでいてすでに70カ国以上で始まっている。中でもイスラエルでは1回目の接種を国民の45%が済ませている。早く全国民が接種を終え、誰も彼もが思い切って外へ出かけられるような日常が1日も早く戻って欲しいものである。

 さて、近年読書離れが加速して全国で、書店が閉店し書店の数が減少していることがしきりに話題になっている。私の知る出版社社長が、発行していた良心的な旬刊誌「出版ニュース」も昨年廃刊となった。前著「南太平洋の剛腕投手」についても小中陽太郎さんの書評を掲載していただいた。地味ではあったが、堅実なな優良誌だっただけに惜しい気がしてならない。

 ところが、このコロナ禍で巣ごもり需要が増えて一部の書店では書籍販売が一時的に増えている一面もあるという。昨年2月以降、住宅街や郊外、商店街では前年に比べて売上が増加傾向にある。その一方で、ビジネス街や駅周辺では売り上げが落ちた。どうもテレワークが広がったり、不要不急の外出を控えたりしたことで、生活圏で本を買う人が増えたことがその要因のようだ。

 ただ、長期スパンで見てみると本の需要は確実に落ちている。毎年漸減しているが、2017年と2019年の対前年売上高は、それぞれ6.9%、4.3%でいずれも突出して減っている。その中で近著「八十冒険爺の言いたい放題」が、幸いamazonで販売好調のせいもあり、大分売上が良いようだ。今日出版社との話で在庫も減って来たので、重版の準備を進めるということになった。ただ、初版はちょっと校正漏れが目立ったので、訂正・修正箇所を出版社に連絡したところである。

 もたもたしていた森喜朗・東京五輪組織委員会会長の後任候補として、今日同組織委候補者検討委員会で橋本聖子・五輪担当相を会長候補に一本化して就任要請することに決まった。橋本氏が受諾するか不明だが、引き受けるなら理事ではない橋本氏をまず理事として承認し、その後理事会で出席理事の過半数の賛同を得られれば、正式に会長として決定される。今週中には決まると見られている。仮に橋本氏が受諾し、理事会の承認を得られるなら、開催か否か気になっているオリンピック開催へ向けて一目散に業務を進めていくことになる。しかし、ここで橋本氏が引き受けないとするとまた振り出しに戻ってしまう。まだ、決定したわけではないので、気を揉むことになる。早くすっきりさせてゴールへ向け走り出して欲しい。

2021年2月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com