5025.2021年2月13日(土) オリンピック組織委員会会長人事迷走

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の辞任の話題が今朝の新聞記事のほぼ半分を占めていた。女性蔑視の失言は批判されて当然であるが、密室人事、高齢、老害と非難されたことも森会長には、かなり堪えたようだ。そのせいか、次期会長候補者として抵抗なく「女性」「若さ」が出てきた。しかし、オリンピック開催まで残り5か月になった段階で、難しい役割の会長後任はそう簡単には決まりそうもない。次期会長は、この期に及んでゴタゴタした組織委員会をどうやって所期の目標である開催まで無事に持って行けるだろうか。

 組織委員会のゴタゴタもさることながら、新型コロナウィルスが今後の感染拡大次第では、肝心のオリンピック開催自体が無事実施されるのか見通しは立たない。

 日本国内では10都府県の緊急事態宣言の効果もあり拡大も少し収まってきたようだ。昨日ベルギーからファイザー社製のワクチンが初めて日本へ運ばれ、来週から医療従事者を筆頭に接種が始まる。次いで我々高齢者が接種を受ける。東京都の感染者が今日は7日連続500人以下の369人だったが、80代がその内37人で1割を占めた。60台以上が3割というから、早いうちに接種をしてもらいたい。ところが、このワクチンが中々複雑なのだ。感染を防げる「感染予防」、分かり難いが感染しても発症を防げる「発症予防」、発症しても重症化を防げる「重症化予防」の主に3つの効果が期待されているらしい。更に、1度の接種では充分ではなく、2度接種しなければならない。2度の接種と言えば、昔のことだが、1967年初めてアフリカへ旅した時には種痘、コレラ、黄熱病の予防接種を求められ、後者2つの内どちらかの接種のために羽田空港検疫所に行き、1週間の間隔を置いて注射を2度受けたことがある。

 日本では、幾分遅れ気味であるが、全国民の接種ワクチン接種分は海外の製薬会社と契約を結んだということであるから、いずれ全国民が接種するようになるだろう。

 さて、午後11時8分ごろ福島県沖合を震源地とする地震が関東地方も揺るがした。マグニチュード7.1、震度6弱の揺れだったが、わが世田谷区でも震度4だった。久しぶりの大きな地震だったが、お隣さんでは電灯が消えてお休みになっておられたようだったが、その直後に明るくなっていたので、飛び起きたのだろう。10年前の東日本大震災は昼間だったが、今夜のように夜間の地震発生はどうも落ち着かない。

2021年2月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com