5001.2021年1月20日(水) ホワイトハウスを去ったトランプ大統領

 今日は暦の上では「大寒」である。寒さも一入厳しくなってきた。アメリカではバイデン次期大統領の就任式が行われるが、時差の関係もあり日本時間の21日午前2時ごろから行われる。諦めが悪いというか、往生際の悪いトランプ大統領は慣例に従わず、就任式には出席しないと見られている。前大統領が次の大統領の就任式に欠席するのは、何と152年ぶりのことである。就任式は連邦議事堂前でいつも通り行われるが、新型コロナウィルスの影響を避けるためと、当日一部トランプ大統領支持者による暴徒化が懸念されるため、武装した州兵2万5千人が24時間体制で警備をしている。

 トランプ氏が大統領に就任して以来、国内の分断と混乱が進みすっかりアメリカ民主主義のメッキが剥がれてしまった。それでも本人は、アメリカに利益をもたらし実績を上げたと自画自賛する有様である。トランプ氏のビジネスを支えてきたドイツ銀行も今後トランプ氏と取引しないと公表している。ニューヨーク市もトランプ氏と協定している4つのビジネスをキャンセルするとすっかり愛想尽かしをしている。今や見る影もなくなった。今夕の朝日新聞「素粒子」にも「さらば=常識外れで予測不能なトランプ政権」と皮肉られている。大統領就任式に出席せずに、トランプ大統領は夫人とともに今夜(日本時間)ホワイトハウスを去った。

 果たして、明日(日本時間)の新大統領就任式でバイデン氏がいかなるスピーチで存在感を示し、いかなる印象を与えてくれるだろうか。

2021年1月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com