4976.2020年12月26日(土) 世界的なコロナ禍で高校ラグビー祭も中止

 今日東京都内の新型コロナウィルス新規感染者は、949人だという。初めて900人台になった。もちろん過去最多である。一昨日に過去最多の888人に達して、昨日はそれに次ぐ884人だった。そして今日900人台へ突入した。医師ら専門家が、そう遠くない将来に1,000人台に乗るだろうと言っていたが、予想以上に早く1,000人を突破しそうである。全国的には、これもまた3,883人で4日連続過去最多となった。菅首相も年末年始には、不要不急の場合を除き外出は控えて欲しいと国民に訴えている。

 今のところ感染防止効果のあるワクチンは完璧に開発されたとは言えないようだが、それでも接種されるのは、救いである。我々高齢者が来年3月と言われている。

 今日送られてきた「NATIONAL GEOGRAPHIC」誌日本語版2021年1月号も特集「2020 写真が記録した激動の年」と題して全編をコロナ特集にして貴重な写真を網羅している。1冊全部がコロナというのは珍しい。表紙は、コロナに感染した患者の対応に追われ、疲れ切って地面に座り込むベルギーの看護師2人である。創刊以来133年の歴史を誇るNJ誌が、ある年をこのように回顧したことはなかったくらい2020年は特別な年だったと編集長は書いている。全体の構成は、「試された1年」「隔てられた1年」「戦い続けた1年」「希望をつないだ1年」と4部に分けられている。いつも飛ばし読みをしているNJ誌だが、本号は読みごたえがありそうだ。じっくり読んでみようと思っている。

 コロナ禍は、こんな身近なところにも影響があった。3日前の本ブログに書いた母校高校ラグビー部の元旦ラグビー祭の計画が、今日になって中止となった。昨年までの手順を変えて試合も、懇親会も参加者が極力ソーシャル・ディスタンスを保てる方式で開催する予定だった。ところが今朝になってラグビー部OB会長から電話があり、神奈川県教育委員会が、年末年始の試合で大学生や社会人とはやらないように学校側へ連絡があったということから、急遽OB会としても元旦のラグビー祭を中止と決定したという知らせだった。気になっていたことでもあり、その決定はやむを得ないと納得したところである。残念なのは、創部70年という節目の年でもあり、当初の予定通り実施出来ることが望ましかったが、NJ誌も言うように特別の年でもあり、現実を受け止めざるを得ない。

 それにしても待ち焦がれるのは、即効的なワクチンの開発である。今のまま来年、そして再来年を迎えるようなことになるなら、世界の資産、価値がどれほど失われることだろうか。

 今年も残り5日となったが、世界的にえらい災難の年になったものだ。今のところコロナ収束の見込みが立たず、大晦日に除夜の鐘を108回叩いたところで、新年あけましておめでとう、コロナのないすっきりした新年を迎えましたというわけには行かない。どうもすっきりしない年越しとなりそうである。

2020年12月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com