4973.2020年12月23日(水) コロナ過去最多、正月は自らをロックダウンか?

 新型コロナウィルスの感染拡大が止まらない。中川俊男・日本医師会会長が定例の記者会見を行ったが、政府が強い緊急事態宣言を発しないことにいら立ちを隠せないようだった。一昨日日本医師会など医療団体は、医療提供体制が逼迫の一路を辿り、危機的状況だとして「医療の緊急事態」を宣言し、国民に対して感染防止対策への協力を呼び掛けた。にも拘わらず、今日の全国の感染者は去る17日に記録した3,209人を抜いて3,271人となり,死者の56人とともに過去最多となった。東京都でも新規感染者数は水曜日としては過去最多の748人で、曜日別の最多記録は連続して9日間となった。

 年末年始を控えて日本医師会や東京都知事らは、この時期は「STAY HOME」を要請しているが、これを受けて大晦日から元旦にかけて毎年多くの参拝者が訪れる明治神宮では、コロナ対策のため終夜参拝を取り止めることにした。大晦日から正月三が日にかけて毎年300万人が訪れる明治神宮では、大晦日は午後4時に閉門して、元旦は朝6時に開門することを決めた。成田山新勝寺や、川崎大師は現時点では、例年通り終夜参拝を実施する。

 世界でもコロナの様子が少し変わって来た。世界の感染者は、1日当たり52万人が増え7千8百万人となり、死者は8,700人増えて171万人を超えた。日本の感染者は、20万4千人、死者は2,877人である。意外だったのは、南極大陸のチリ軍基地で軍人36人がコロナに罹ったことである。この基地への物資の補給をしていた海軍船の船員から感染した疑いがある。

 19日にイギリスのジョンソン首相は感染力が従来のものより7割高い変異種の新型コロナウィルスが拡がっているとして、ロンドンからイギリス南東部一帯にロックダウンを実施した。

 ヨーロッパでは、40カ国の国と地域がイギリスからの航空機の乗り入れ取りやめるとともに、イギリスからの入国者を一時手受け入れ停止とすることに決めた。日本もイギリスからの入国者の受け入れを一時中止する。

 イギリスは今年12月がEUから離脱の期限である。今年に入ってからコロナのために話は進んでいないが、このままの状態なら残り10日ほどで人と物流の往来は止まる。そのため関税がかからないうちに駆け込みで物資をイギリスからヨーロッパ大陸へ輸送するため大型トレーラー車がドーヴァー港まで来たが、コロナでストップさせられ道路上に沢山の大型トレーラーが待機、渋滞し、輸送に混乱を生じている。

 ドーヴァー海峡はフェリーと鉄道で何度か横断したことがあるが、国境を越えるというイメージから旅情をそそる。テレビ画像であの出入口に多くのトレーラー車が並んでいる光景を観ると幾ばくかのノスタルジァを感じる。

 さて、今日は元旦恒例の母校湘南高校ラグビー祭開催の是非について先輩と同級生と電話で話し合って、このコロナ禍の折でもあり、中止してはどうかということになり、現OB会長に話をしてみた。すでにラグビー部顧問教諭とも話し合い、グランドのOB・現役対抗試合は行うがその後の懇親会は取り止め、試合でも感染防止に配慮して消毒を徹底して実施するということだった。来年はラグビー部が創部されてちょうど70周年でもあり、予定通り行事を消化したいとの気持ちが伝わって来た。私の気持ちとしては、毎年出かけていることでもあり、何とか参加したいと思っているが、車も手放し、電車で出かけることは都知事も極力控えて欲しいとの要望でもあるので、熟慮しているところだ。

2020年12月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com