4972.2020年12月22日(火) 令和3年年賀状を書き上げ投函

 去る18日に本ブログに取り上げた心当たりのない「VISA CARD」引き落としについて、それを読んだ知人からも要警戒のメールをいただいた。再発行した新しい「VISA CARD」を今日三井住友カード会社から送って来た。デザインを30年ぶりに一新したが、未来を映し出す光と足元を照らす光をデザインしたという説明である。危うく罠にかかりそうになった利用者からずれば、そんなことより顧客のカードが悪用されない備えをすることの方がよほど重要だと思う。

 今日は恒例の年賀状の宛名書きに時間を費やした。一昨日からぼつぼつ書き始めていたが、万年筆で書き損じないよう注意するが、それでも間違いは起きる。ここ1,2年ばかりの間に年賀状の交換辞退者が増えたことと、今年は想定以上に訃報が多かったために、宛名書きを済ませたのは、460通だった。万年筆のカートリッジを2度も付け替えた。一番多かった600通を書いたころに比べれば、随分少なくなったと思う。年齢的にやや負担になるせいか、年賀状辞退者が増えたのが残念である。学生時代の友人たちの中にもしばらく会っていない友人とは、精々年賀状で互いの安否と現状を確かめている。それが、山仲間のような元気印の友からも来年度から年賀状を辞退したいと通知を受け取ると、寂しさが込み上げて来る。小学校5年生時に転入したクラスの恩師、湯浅和先生に年始に年賀状を書くことの大切さを教えてもらい、版画で年賀状を作成して以来70年以上に亘って実行している。必ず相手を想像しながら住所、氏名を万年筆で書く。今以て続いている個人プレイである。まだ何枚か書かなければならないが、ほぼ書き終えてポストへ投函した。どうぞ私の現在の姿と気持ちを受け取って欲しいと思う。ともかくホッとしたところだ。

 そういえば、外国の知人とのX’mas cardのやり取りも年々少なくなり、今ではドイツにいる友人としか交流しなくなった。何十年と続いた、ブラジル、ビルマ、スイス、ニューヨークの知人もほとんど冥界へ旅立たれた。この世の定めとは申せ、寂しい限りである。

 さて、新型コロナウィルス感染拡大の中で、積極的に政府としての防止対策に手を拱いているかの菅首相の対応のせいであろうか、直近の世論調査で菅内閣の支持率が急落している。首相就任時には65%もあった支持率が、僅か3か月の間に39%にまで急降下してしまった。その一方で不支持率は、僅か13%だったものが35%に達した。「GO TOトラベル」一時停止が遅れたことが効いたらしい。はっきり言って菅義偉氏は、蔭でリーダーを支える以前の官房長官のような職こそ適職であり、リーダーである総理大臣の器ではないと思う。

 昨日は来年度国家予算が閣議決定された。先日も取り上げたが、総額106兆6千億円の過去最大の大型予算である。その1/3が社会保障関係費である。社会福祉国家を目指していく以上これはある程度想定された額である。それより国民にまったく説明もせず、与党が独断で決める項目が、防衛費の5兆3千億円で、これは7年連続の過去最大である。コロナ対策費として特別に5兆円を計上しているのもおかしい。国民に一片の説明もなく、軍事費と予備費に全予算のそれぞれ約5%もの税金を投入しても良いものか。この辺りがネチッコイ菅首相のやり方であり、財政がよく分かっていないのに長年に亘って麻生太郎氏に財務相を務めさせている自民党の戦術であり体質なのだろうか。

2020年12月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com