4961.2020年12月11日(金) 財政逼迫か、児童手当も一部削除

 昨日75歳以上の高齢者の医療費負担が引き上げられることに触れたが、今日は新たに児童手当の一部廃止について簡単に取り上げたい。これも社会保障の児童手当としては高所得世帯の子どもにもひとり当たり毎月5千円の特例給付を支給していたが、年収1,200万円以上の世帯をここから外すことになった。いろいろ所得制限があるが、原則として3歳未満なら毎月15,000円、3歳から中学卒業まで毎月1万円が支給されてきた児童手当はこのまま維持される。財源不足という理由のために社会保障制度が、なしくずし的に崩れて行く。これも寂しいことである。

 さて、先月圧倒的な強さで巨人軍を倒したソフトバンク・ホークスのプロ野球日本シリーズ全4戦の視聴率が思わしくなかったようだ。試合自体も巨人軍との力の差がはっきり出て、観客にとっても最近にないくらいつまらないシリーズだったという。4試合のうち、3試合の視聴率が1桁だった。第2戦の如きは、ほんの8.6%だったという。今年はこれというライバル番組があったわけではないにも拘わらず、この体たらくだった。昨年は運悪くちょうどラグビー・ワールドカップとかち合って、全4試合ともラグビーの視聴率の半分にも達しなかった。

 巨人軍も日本プロ野球界の盟主であり、人気は断トツであるが、今年の戦力はパ・リーグの覇者ソフトバンクに歯が立たなかった。プロ野球界も今までの人気に胡坐をかいていうると他のスポーツに足元を掬われる恐れがある。どれほど危機感があるか、これから正念場となるだろう。

 ところで、今夕NHK・Eテレビで今年ベートーヴェン生誕250年に肖ってベートーヴェンの名曲をいろいろな形で紹介していたが、人気曲ベスト10として私の最も好きな「交響曲第6番‘田園’」は6位で、第5番‘運命’が5位だった。1位は第9番‘合唱’だった。改めて専門家の解説を聞いているとなるほどと思い、まさに天才と呼ぶべき作曲家だと納得出来るが、ピアノ曲にも名曲が多い。3位のピアノ・ソナタ‘悲愴’、4位の‘月光’、8位の‘エリーゼのために’等々、ピアノの詩人と言われたショパンを凌ぐものがあると思う。ガチャガチャ音ばかり甲高い最近のミュージックに比べるとやはり上品で心が和む。久しぶりに楽しい音楽番組を堪能したという気がしている。

2020年12月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com