4957.2020年12月7日(月) 親しかった友がまたひとり旅立った。

 今日友人の訃報をご家族から受け取った。在籍した3番目の中学、京都市立上桂中学時代の友・穴田弘くんが5月に亡くなった。彼は同じクラスの仲良しグループ5人の中のひとりだった。4人のうち、すでにひとり亡くなっているので、残った友は2人になってしまった。穴田くんとの想い出は随分ある。3年生時の1年間だけしか在学しなかった中学であるが、よく学びよく遊んだ。卒業直前に父が東京へ転勤となり湘南・鵠沼へ引っ越すことになった。卒業直後の春休みに大阪で大相撲春場所があり、彼と2度も大阪府立体育館へ相撲を観戦に行った。特に千秋楽に大関三根山が優勝を飾り、祝賀パレードに付いていき三根山と握手を交わして嬉しかったことが思い出される。

 藤沢市鵠沼へ転居した高校時代には、神奈川県で国体が開催され友人は京都代表・京都府立西京高校バレー部員として藤沢へやって来た。授業の合間を縫って試合会場へ西京高の応援に出かけたことも懐かしい。

 昨年中学を卒業して65周年の学年同窓会で、5年ぶりに会った時、元気がなくガンで余命は幾ばくも無いと寂しいことを言っていたが、それが正夢になってしまった。

 それにしても今年は友人の永眠を知らせる訃報がちょっと多いような気がしている。先日も高校の同級生が亡くなった。10月には高校ラグビー部の1年後輩でともに試合で戦った友人が旅立った。彼は大学も同じで、会社も業種は異なるが同じグループで、普段から親しかっただけに余計寂しい気持ちである。

 人の一生は、いつか終わりが来る。それは頭では分かっているが、どうしても気持ちでは割り切れない。私も今や82歳で政府から後期高齢者として医療費負担を倍増されようとしている年代である。だが、高齢者だからと言って、静かにじっとしているのは、新型コロナウィルスの影響下の現在ならやむを得ないが、そうでないなら、やはり前向きに歩きたい。幸い文章を書くことと、読書が大きな励みでもあり、その点でこれからも気を落すことなく目標を持ってやっていきたいと思っている。

 さて、コロナ禍が世界中を席巻しているが、ファイザー社のワクチンがいよいよイギリスで接種されることが決まった。まだ、完全にその効果の実証が確実になされたわけではないが、それでも日本の医師は極力接種を勧めている。イギリスでは、高齢者から順次接種を行うようだが、その最初に何とエリザベス女王とフィリップ殿下が対象となっている。女王94歳、殿下99歳である。イギリス国民の3割が接種を希望しないとの世論もあり、その抵抗感を振り払いたいからだとの噂もあるが、そうだとするなら女王夫妻はまるでピエロである。ましてや相当なご高齢で今更ワクチン接種が必要なのか疑問に思うところである。

 日本でもワクチンが接種可能となったら高齢者を優先的に扱うとの国の方針のようだが、私ら夫婦の場合は、やはりコロナが怖いので進んで接種を受ける心構えである。それにしてもコロナ風は益々猛威を振るい、アメリカでは最近5日間で105万人が感染し、日本でも医療崩壊が一歩手前までに迫って北海道をはじめ、各自治体が自衛隊医院に応援を要請している現状である。あ~ぁ、いつまでこんな辛気臭い空気が続くことだろうか。

2020年12月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com