4929.2020年11月9日(月) 久しぶりに「さくらんぼ大将」の名を

 作曲家古関裕而をモデルにしたNHK朝ドラ「エール」の視聴率が高く、我が家でも毎朝楽しんでいる。今朝不意に番組で「さくらんぼ大将」の話題が出て、六郎太の名を見て随分懐かしく思った。明日以降ももう少し詳しく話されることを期待したい。「さくらんぼ大将」の主題歌が同じ古関の作曲だとはまったく知らなかった。子どもたったから無理もない。幕張小6年生だった当時、学校から帰ると毎夕NHKラジオ第1放送で熱心にドラマを聴いていた。福島県茂庭郡茂庭村を舞台に主役は六郎太だが、脇役の古川ロッパ演じる医師蛮洋先生の存在感が抜群だった。菊田一夫著「さくらんぼ大将」も買ってもらい夢中になって読んだ。ドラマの前作「鐘の鳴る丘」に比べれば、「さくらんぼ大将」はその後あまり話題にはなっていないが、幼心に随分楽しませてもらった。偶々古関裕而の作曲と聞き、随分幅広く良い歌を作るものだと感心している。

 この当時、「向う三軒両隣」という終戦直後の隣組同士のお付き合いを描いた、大人の番組がやはり人気が高かったが、時折家族で聴いていた。そして中学生になった時、購読していた読売新聞夕刊に北条誠作「緑はるかに」に中原淳一が挿絵を描いた絵物語が連載され、夢中になって読んだ。それが映画化され、主役に浅丘ルリ子がスカウトされた。あまり娯楽がない時代だったが、同時に中学3年時には、2代目広沢虎造の浪曲「清水次郎長伝」にも夢中になった。今でも思い出すくらいだから、よほど気に入っていたのだろう。

 さて、アメリカではトランプ大統領自身が選挙で敗北を認めず、夫人をはじめ家族が説得しているようだが、一向に敗北を認める気持ちはないようだ。どうもすっきりしない空気があるが、昨日バイデン氏が勝利宣言をしたのに合わせて、バイデン氏サイドは次期政権へ向けて準備を進めているようだ。一方のトランプ氏は2日連続でゴルフをプレイしている。息抜きも必要であるが、この土壇場でこんな体たらくで良いのだろうか。トランプ支持者の中にはマスクを着ける人が少ないが、そのせいもあるだろう新型コロナウィルスの感染拡大は、揺り戻しのように世界中を襲っている。1日当たりの感染者は、連日50万人を超えている。今日世界の感染者が5千万人を超えた。死者は125万人超となった。トランプ大統領のアメリカでは、新規感染者が連日10万人を超えている。

 日本でもこのところ感染者数が増え続け、北海道で特に急激に増えている。今日は、初めて200人を超える状態で、その内札幌市内だけで東京都の感染者数を上回った。この様子では当分コロナ収束の見通しが立たないだろう。憂鬱になる。

2020年11月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com