4927.2020年11月7日(土) 今日は冬至、話題は昨日と同じ

 毎日聞かされるアメリカ大統領選と新型コロナウィルスの話題は、些か食傷気味である。前者については、トランプ大統領とバイデン前副大統領の競り合いは、郵便投票が開票されるようになってからバイデン氏優位に進み、バイデン氏は選挙人獲得の過半数270人まで残り6人までに迫っている。これがトランプ氏なら勝利宣言を行うところだろうが、慎重なバイデン氏は勝利を確信していると述べるに留まり、早く勝利宣言を耳にすることを待望しているバイデン支持者をいらいらさせている状態である。しかし、このバイデン氏の慎重な言動がこれからアメリカを統率していくためには、極めて大事なことだと思う。フライングの多かった軽率なトランプ大統領に比較してよほど安心できるように思う。

 多くのメディアが現在勝敗の判定をしていないのは6州だけで、その内バイデン氏は4州でリードしているという。トランプ氏がどうあがこうとも投票上バイデン氏の勝利は見えてきたようだ。後はトランプ氏が法廷闘争を起こして、最終的に下院議員の投票、更に連邦裁判所の裁定になった場合にバイデン氏に不利に働く懸念は残っている。下院では州ごとに議員数の多い党が投票する。議員数が多いから有利というわけではない。現実に50州中トランプ氏の共和党が26名でトランプ氏有利に働く。また、連邦裁判所へ行けば、9名の判事の内、共和党系の判事が6名であり、裁判になったらバイデン氏が大統領になり損なう可能性もある。

 コロナについては、海外の感染拡大が深刻な状態になり、アメリカでは過去3日連続で感染者が12万人を超えた。国内の感染者数は累計で970万人超、死者数は23万人超となり、いずれも世界最多である。そこへマスクを着けないトランプ大統領の首席補佐官メドウズ氏が陽性になったとの報道と同時に、大掛かりの選挙集会が行われていることが感染拡大に影響を与えているとの指摘もある。大統領選という国民的行事の中でコロナは衰えるどころか、勢いを増しているようだ。

 一方、国内でも東京と北海道の感染者が急激に増え始めたことが気がかりである。今日の感染者も北海道では100人を超え過去最高の187人となった。特にこの内札幌市内の感染者だけで141人を数え、北海道は今日警戒レベルを2から3に引き上げることを決定し、札幌市内のススキノ繁華街の飲食店等に対して夜間の営業時間の短縮を要請することになった。

 このところ東京でも感染者が急増しており、今日は242人の感染者となり3日連続で200人を超えた。「GO TO TRAVEL」キャンペーンから東京居住者、東京発着を外していたが、10月から東京除外を止めた途端東京の感染者が増加したのは、皮肉に思える。間違いなくコロナ第3波がやって来ているようだ。

2020年11月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com