4923.2020年11月3日(火) めでたく82歳の誕生日を迎える。

 今日82歳の誕生日を迎えることになった。今日は例年なら「文化の日」で国民の祝日として祝われるところだが、今年はその空気はあまり感じられず、新聞に秋の受勲者名が公表されたくらいである。旭日章と瑞宝章を合わせて4,241人が受賞される。新聞で主だった受賞者を見るとほとんどが私より若い人ばかりだ。リストを上から見ても60番目にやっと87歳の日本画家上村淳之氏の名が出て来るほどである。私より年配者は、全体の5%程度ではないだろうか。今や若い人の時代に入ったということだろうか。

 戦前は、「明治節」といわれた祝日だったが、国民学校初等科1年生の時終戦となった。その後、「明治節」は「文化の日」となった。私は「明治節」に肖り「節夫」と名付けられた。今日になって初めて知ったことだが、冗談交じりに「1103」を語呂合わせで「いいおっさん」の日とも言うらしい。

 ランチに、妻と近くの鰻屋へ出かけて、お祝いを兼ねて115日ぶりにビールを飲んだ。今年になってやっと4度目のアルコールである。これも懐かしい味だが、アル中の人の気持ちはとても理解出来ない。

 さて、今年はその「文化の日」の影が薄い。話題がアメリカ大統領選へ移ってしまったからである。どうしてアメリカでは、今日11月3日を大統領選の投票日に選んだのかのか調べてみたら、決まりでは、11月第1月曜日の次の日の火曜日が投票日と定められているそうだ。何だかややこしいので、11月第1火曜日と決めた方が分りやすいと思ったところ、そうではないらしい。仮に11月1日が火曜日の場合、8日が第1月曜日の次の火曜日になる。ところが、第1火曜日とすると1日が第1火曜日である。そこには、それなりの理由があるのだろう。この辺りから考えてもアメリカの大統領選は、複雑だと思う。

 もう長い間行われてきた選挙人獲得を争う選挙制度を止めて、国民ひとり1票を同じ権利として平等に扱った方が、民主主義の平等の理念に適うと思う。いずれにせよ問題点の多いアメリカの選挙制度である。その意味でも誰もが平等で、分かりやすい制度にそろそろ改善する時期だと思う。

 問題は、ややこしい投開票が行われる今日以降の流れだが、現状ではバイデン民主党候補が若干優勢と伝えられている。しかし、4年前にクリントン候補が有利と伝えられながら最後の土壇場でトランプ大統領が逆転勝利を収めた前例があるだけに予断は許されない。4年前は、獲得総数ではクリントン候補が勝った。だが、非民主的な選挙人獲得数で後塵を拝してクリントン候補は負けてしまった。

 一応開票結果は明日4日には判明するようだが、期日前投票やら郵便投票の結果を総合的に考えると勝敗の結果は、更に先になりそうである。とにかく、国は大きいが、選挙制度など選出方法が拙く、時代にマッチしていないうえに、細部の扱いにおいてもややお粗末な制度であるので、公平な勝敗が決まるのは、相当先になるような気がする。

 今年の選挙は大国アメリカが自国を見直すという意味でも、大きな転換点となることだろう。

2020年11月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com