4852.2020年8月24日(月) 渡部恒三・元衆議院副議長亡くなる。

 

 今日で2799日の歴代首相在任最長連続日数記録を更新した安倍首相が、今朝17日に続いて再検査を受けるため再び慶應病院へ入り3時間半後に病院を出た。私にとっては、毎年人間ドックを受けている同病院予防医療センターでもあり、それとなく雰囲気が窺える。病院正面のロビーフロアは、いつも朝から混雑しているが、ここ予防医療センターは建物自体も新しく、静かで落ち着いた雰囲気で混雑するようなことはない。ここでMRIや内視鏡の内臓検査などを受けたが、朝9時から午後1時半くらいまでの間、常にコンシェルジェと呼ばれているスタッフが気を遣って見守っていてくれる。

 首相の2度に亘る検査により、メディアでは健康問題と同時に、後継者問題が話題に上がってきた。毎度のことながら、自民党総裁と総理大臣を選出するための、先ずは自民党内の公明正大な選挙を前に、どうしても鵺(ヌエ)ではないかと思える二階幹事長のような人物が表舞台に出て来る。これから当分の間、後継者問題が話題をさらうことだろう。

 昨日朝渡部恒三・元衆議院副議長が老衰で亡くなられた。享年88歳だった。「黄門さま」と呼ばれた愛されるお人柄だった。渡部さんには、30年ほど前に渡部団長以下数名の衆議院議員がヨーロッパ歴訪の旅へ出かけられた時、渡航手配をすべてお任せいただいたことがある。その後しばしば議員会館へ出かけては他の議員さんの旅行もお手伝いさせてもらった。その時議員会館室で正当な航空運賃をいただいたにも拘わらず、紙袋から現金を取り出して確認しようとしたところ、秘書からそんなことはトイレの中でやって、終わったら水を流して出て来なさいと奇妙なことを言われたことが印象的だった。例え、正当であっても議員会館内では現金を見せること自体が憚られると知った。その時の秘書だった甥の佐藤雄平氏とその後ある結婚式で隣り合わせに座り、親しくお話をしたことが懐かしい。佐藤氏はその後福島県知事になられた。特別親しい人でなくても、一度でも面識を得た人が亡くなることは寂しいものだ。

 さて、今日も暑い中を銀行へ出かけた。私は銀行のカードを持っておらず、毎度通帳と登録印鑑によって現金を引き下ろしているが、低金利により銀行経営も厳しくなっているとの理由で、メガバンクのみずほ銀行が来年1月から新たに口座を開設し、紙の通帳を発行する場合は、1,100円の手数料を徴収すると発表した。他行もみずほに従い紙の通帳を発行する場合は、同じように手数料を取ることになるのだろう。最近確かに銀行のサービスは低下している。両替も希望通り扱ってくれず、預金者の希望を言えば、手数料を取られるし、新札も手数料を支払わなければならなくなった。

 経費節約のために銀行が考えていることは、預金者に通帳に替わってスマホやパソコンで見られるWEB通帳に切り替えて欲しいらしい。それでも気を遣っているのか、紙の通帳の有料化は70歳以上なら無料だそうである。スマホの普及は、今やこんなところでも当たり前のことになった。依然としてスマホを使っていない私にとっては、世間が段々窮屈になりつつある。

2020年8月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com