4850.2020年8月22日(土) バイデン氏はトランプ大統領に勝てるか?

 アメリカ国内で11月の大統領選へ向けて開かれた民主党全国大会が、バイデン元副大統領の大統領候補、及びハリス上院議員の副大統領候補としての指名受諾演説が行われて閉会した。これまでトランプ大統領に対してあまり厳しく批判しなかったバイデン氏が、待ってましたとばかりに「現在の大統領はあまりにも長くアメリカを暗闇で覆い、多くの怒りと恐怖と分断を産み出した」とトランプ大統領を溜まった不満をぶちまけるかのように非難した。これに対して、トランプ大統領は民主党が勝利すれば、アメリカ国民の安全は失われると強く反論している。来週開催される共和党全国大会で幾分遅れを取っているトランプ陣営は、どんな手で対抗してくるだろうか。

 さて、立秋がとっくに過ぎ残暑の時節にあるのに、まだまだ暑い。昨晩9時ごろけたたましいサイレンの音が響き、突然救急車がわが家の前で停まった。慌ただしい物音がして消防士が家の前のお宅と話をしてからサイレンを鳴らして救急車は去った。普段から格別親しくしているわけではないが、道路を隔てて真ん前のお宅でもあり、ご家族の誰かが緊急入院でもしたのではないかと気になって様子を伺いにお宅へお邪魔した。奥さんに尋ねてみたところ、昨日ご主人が熱中症にやられて緊急に病院に搬送され、点滴をしてもらってから車で迎えに行き帰宅して現在自宅で静養中ということだった。話を聞いてみると昨日は暑かったにも拘らず、ご主人は仕事中水分をほとんど取っていなかったことが熱中症になった原因らしい。弁護士で40代のご主人は、仕事に没入してつい肝心な水分補給まで気が回らなかったようだ。自らの身は自らの健康管理に委ねられていることを、お忘れないよう願っている。まずはホッとした。

 この猛暑と新型コロナウィルス感染拡大で手洗いが奨励されているが、これほど水の需要が重要視されている最中に、埼玉県川口市では来月から水道料金を25.01%も値上げすると市が公表して以来、市民団体が反対運動を行っている。同じ埼玉県川越市と所沢市では、基本料金を2か月分無料にすると発表している時にである。東京都のように昨年消費税が8%から10%に値上げされた10月からタイミングよく水道料金2%分を値上げした。大事なのはタイミングである。

 タイミングが悪いと言えば、横浜市の水道料金値上げもコロナ禍の最中に提案された。この3月に公表された案によると、来年4月から平均で現状の10~12%を値上げするというが、市民からはなぜこのコロナで混乱し、水が必要な時期に家庭へ負担を強いる値上げを行うのかと厳しい批判が寄せられている。横浜市は現在統合型リゾート事業(IR)に向けて2020年代後半の実施の構想を固めつつあるが、ラスベガスの事業者が日本での事業へ参入しないと発表したのに合わせ、市民は事業自体が賭博性があり射幸心を煽ると強く反対している。しかし、先へ進まない予定を先送りしてもカジノ実現に意欲を見せる林文子市長の前のめりの政治姿勢には、批判が強くなるばかりである。

2020年8月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com